保健委員の仕事。part2【学生松】［おそ松さん］

57話 ページ12

おそ松
＿＿＿＿＿＿

見てしまった。

カラ松とAがキスしている所を。二人ともその後顔を真っ赤にしながら戻っていった。俺は隠れてしまった。

お「やっぱりカラ松の事が好きだったんだな…」

俺はそうボソッと呟く。

反応からして顔真っ赤だったし最近ずっと一緒にいるし…………


お「俺………何期待してたんだろ…」

もしかしたらって思ってた。一松とカラ松の告白を断っていたんだろうなとかそういう事を思ってたんだよな。俺は最低だ。

長男としてみんなのリーダーとしている俺は

お「どうすればいいんだよ…………」

Aの好きな人がわかった以上どんな顔して会えばいいのか分からない。

カラ松とAは両思い。そして付き合ってる。


お「あーあ。とうとう弟に先こされたかー。」

そう口にだしながら壁にもたれかかる。

いつだって俺はそうだった。

何事にも勇気が出なくて何も出来なくて下の兄弟達がやっていた。

いつだって俺は………


俺は…………

カ『おそ松。お前は弱虫だ。』

そう言われたことを思い出す。



弱虫だった。



だから今までAの事が好きなのに関係が崩れるのが怖いからって告らずに今のままの関係が一番だって……


俺は逃げてた。


お「これだから俺はダメなんだろうな。」



今に至って俺は生まれて初めて





“後悔”した＿＿＿＿＿＿。

58話→←56話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す