コンゴウ団の長って ページ31
『セキさん、お待たせしました！』
私はあの美味しいお茶をセキさんに勧めた。
セキ「おう、ありがとな！」
セキさんがお茶を飲んでいる姿を見ると、なんだか安心した。
大量のイモモチをお土産にしてきてくれたのだから、疲れているだろう。
セキ「そういやぁ、A。」
『はい。』
イモモチを頬張っていると、セキさんがこちらを向いて話し始めた。
セキ「コンゴウ集落から、近くの土地なら行っても良いって許可が降りたぜ。」
『ホントですかっ⁈』
コンゴウ集落の外から出てみるのも楽しそうだと思っていた頃だ。セキさんのために食材をもっと自分の手で集めたいと考えていた。
セキ「良かったな、A！」
セキさんは、満面の笑みでそう言った。
『､､､はい！』
セキさん､､､私みたいな余所者が喜んでいるのを自分のことみたいに喜んでくれるんだ､､､。
なんか､､､すごいな。
嬉しいな､､､。
『セキさん、私さらにお仕事頑張ります！』
セキ「よろしくな！ただ、無理はするなよ？」
やっぱりセキさんは笑って言う。
満月に照らされて、なんだか綺麗だった。
『そうですね、ありがとうございます！』
あぁ、やっぱりコンゴウ団の長だなぁ。
セキさんの笑顔に胸を打たれた気がして、急いでイモモチを口に放り投げた。
なんでか分からないけど、今日のイモモチは、なんだか甘くて､､､よく分からない味がした気がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浜梨 - ありがとうございますっ！がんばります！ (2022年3月26日 20時) (
レス) id: a1b88eee36 (このIDを非表示/違反報告)
みふゆ(プロフ) - 浜梨さん» 『みふゆ様』､､､､やめて？なんかすごい人みたいに聞こえるから。浜梨様もコメントありがとうございました。頑張ってください！！ (2022年3月25日 0時) (レス) id: 7dd75f235c (このIDを非表示/違反報告)
浜梨 - ありがとうございます！まさかみふゆ様からコメントをもらえるとは思ってませんでした､､､！嬉しいです。これからも更新頑張りますのでよろしくお願いいたします。 (2022年3月24日 23時) (レス) id: 1ea72a763a (このIDを非表示/違反報告)
みふゆ(プロフ) - こんにちは！設定からとても好きです。主人公ちゃんの性格も大好き。イモモチ先輩さいこー！！ (2022年3月24日 18時) (レス) id: 09db8ba3bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：浜梨 | 作成日時：2022年3月21日 3時
