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「おめーら、静かにするよろし。Aが困ってるあるよ。」



Aは目の前で二人が盛り上がっている様子を見て、これらをどうすればいいのかオロオロしていたのだが、これが“困る”ということらしい、と理解した。


(初めて…学ぶことができました。)


知らない感情がまた、込み上げてきた。これは何だろう?



「ありがとうございます。これが“困る”という感情なのですね?」


なんとなく、Aの声のトーンが高まった気がする。それを感じ取った香港が言う。


「それは良かった的な。…嬉しそうで何よりっすよ。」



(これは…この感情は“嬉しい”と言うのですね。)


たくさんのことを学べたことに対して、もともとプログラミングされていた“おもしろい”という感情になった。



彼女はまだ知らないが、この感情は、知りたい、という欲望なのだ。もっともっと…


しかし、それは許されないことなのだ。ロボットが欲望を持つことはもっとも恐れられていることなのだ。



そんなAの様子をどこか悲しげな瞳で見つめる日本の姿があった―…



──────────

「我が夕飯作るあるよ。おめーらは待ってるよろし。」


中国がそう言って、台所へ向かう。それを追いかけるようにAは駆け寄る。


彼女は料理のデータもフランスやイタリアによって入れられたので、美食を作ることはできる…ハズだ。


「僕も手伝います。それも仕事なので。」

そそう言うと、中国は驚いた顔をした。まさか料理の機能も備わっているとは思っていなかったのだ。データを入れたのはイギリスだと聞いていたからなのだが…


「いや、遠慮するあるよ…」



もし、イギリスの様な飯を作られたらたまったもんじゃない。それを阻止すべく止めたのだが、一向に引き下がりそうな感じではない。



「はぁ…わかったある。邪魔はしねーようにするあるよ?」


彼女は無表情で、はい、と答える。表情が無いと少々不気味である。中国は、表情もプログラミングしてくれたら良かったのに、と思う。



台所では、中国がAの手際の良さに驚いていた。まさかあのイギリスがこんな器用なデータを入れていたのかと思うと、信じられない。


「おめーのそのデータは…アヘンが入れたあるか?」


アヘンという単語にAは首をかしげる。

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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス x他1人 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年2月1日 13時

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