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ここは日本。そして、彼の住まいの一室にAは立たずんでいた。ここは日本に提供されたA専用の部屋だ。好きに使ってくださいとは言われたが、なにもすることがないのだ。
「…これは…つまらない…という感情…。」
もともとプログラミングされている感情はわかるのだ。ちなみに、あまり入れすぎていると、いつ暴走し出すかわからないので、とりあえず、先ほど出てきた、“つまらない”、あとは、“悲しい”、“おもしろい”…今のところ、この3つである。
イギリスも感情をデータ化するのは大変なようで、実際に味わってそれが自然とプログラム化してくれるのを待つべきだと判断したのだろう。
そして、一番入れてはいけない感情が“怒り”である。これによって、きっとAは押さえられないほど暴走してしまうと考えられる。
まず、一機目は慎重にやるべきだ。
「何か…僕にできることは…」
あ、説明を忘れた。この子は自分のことを僕と言う設定にされている。まぁ、いじれば他の一人称にもできるのだが…
「僕っ子は萌えますよ!!」
という、日本の要望により、こんなことになっている。いや、別に文句があるわけではないのだが…
することもなく、途方に暮れていたら、部屋の襖がスッと開いた。
「Aさん、お邪魔しますね。あなたに会ってみたいという方々を連れて参りました。」
そう言って、入ってきた日本の後ろにす数ヵ国の化身達。見た目的には誰もアジア系だと見られる。
すぐにAは記録されているデータを確認する。一人はわかったが、他の国はデータ化されていないようだ。
「日本さん、中国さんですね。…他は?」
そう聞くと、女の子が口を開いた。
「台湾ヨ!ACawaiiネ!これからよろしく♪」
台湾と名乗った少女はAの手をギュッと握りしめて、ブンブン縦に振る。彼女なりのあいさつの握手だ。
「台湾…登録完了。よろしくお願いします。」
Aの話し方があまりにも機械的過ぎて違和感を感じている青年が自己紹介をした。
「どーも。香港っす。その話し方、何とかならない的な?」
Aは香港を登録し終え、それはプログラム化されていないと答える。何でもかんでもプログラムに忠実に動いているのだから仕方がない。
「機械少女…これぞ萌えだと思いません!?」
「そうダネ!!クールな敬語少女Cwaiiヨー!」
日本と台湾は息がピッタリな様だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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南伊「俺のピッツァ、やるよ。」
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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
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