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「では、完成したものを私が手直し致しますよ?」
日本がおずおずと小さく手を挙げながらそう言う。
「それは頼もしい…」
ドイツも日本の技術は認めているのだ。細かいところまでよく造られているのが日本の製品である。品質などもしっかりしていて、ヨーロッパでもかなり人気なのだ。
主な流れはこれでしっかりした。後の国々は自分の得意な分野でそれぞれ手助けをすることにした。
こうして、莫大なお金、資源、労働力を使い、待望の人型ロボットの製作は始まったのだ─…
──────────
イタリア家では、イタリア、ロマーノ、プロイセン、日本の4カ国で設計図を完成させていた。
ドイツはロシアとの打ち合わせがあるということで、今はいなかった。
「そうですね…人型なので、外側はイタリア君達に任せますよ。中身は私とプロイセンさんで頑張りましょうね?…とはいえ、外側次第で変わることもあるので…」
すると、イタリアは右手でグッドを作りながら、満面の笑みをする。
「要するに、俺らの頑張り次第ってことだね!!」
「あんまりプレッシャーかけんなよ…」
ロマーノはどうやら、こんな大役は今まで任されたことが無かったようで、かなりのプレッシャーを感じているようだ。
「イタリアちゃんのお兄様、大丈夫だって!!気楽にお前のやりたいようにすりゃいいさ!!ケセセッ!!」
プロイセンがロマーノの肩をポンポンっと叩く。それを少しうざったそうに避けながら、やれるだけやってみると呟く。
それから数時間後…
「できたぁ!!」
ようやく決まったようだ。どれどれ、と日本が覗き込む。
「おぉ…これは…!…そうですね、髪の色を薄い水色にすると…尚よろしいかと。」
願望丸出しだ。でも確かに、この子のイメージはさっぱり系の可憐な少女なので、ピッタリだろう…
こうして主にイタリア兄弟、そして日本によってデザインが決定したのだ…
「お前ら…イギリスに言われたこと忘れたのかよ…まぁ、悪かねぇが…」
ただ1人、その場で心配している者もいたが、3人の達成感に満ち溢れる顔を見ていたら、何も言えなくなってしまったのだ。
その後は順調に事は進み、計画は全て完成したのだった─…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
南伊「俺のピッツァ、やるよ。」
ラッキーカラー
あずきいろ
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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
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