No.39 ページ43
るぅとside
Aが久遠と同じように病弱だったことを知って、
頭を殴られたような衝撃だった。
るぅと「あの…。Aは、大丈夫なんですか?今回はただの熱中症ですよね?」
先生に聞くというよりは、
そうであってほしいというぼくの一方的な願いだった。
保健の先生
「どうかしら…。前に何度か、走りすぎて倒れちゃったことがあったでしょ?今回もそれかもしれないわね」
えっ?“走りすぎて"?
るぅと「で、でも…!幼いとき、Aは普通に走ってましたよ?」
保健の先生
「そうなの?走ったあと、咳とかしてなかった?」
あっ!!
そういえば、走ったあとはよく咳をしてた気がする…
ぼくの反応からわかったのか、先生は軽くうなずいた。
保健の先生
「Aちゃんは喘息持ちだからね。急に走り出したら咳が止まらなくなっちゃうのよ」
ぼくの知らないことが、すらすらと先生の口から出てくる
保健の先生
「あ!そういえば、苺宮くんは競技出なくていいの?」
るぅと「ぼくが出るものはすべて終わったので、大丈夫です」
そこで一旦、会話が途切れた。
シーンとなった保健室の外から、ドタドタと騒がしい足音すらも聞こえてくる
かと思ったら、足音はこっちに近づいてきて____…
ガラガラガラッ!!
ものすごい勢いで、保健室のドアが開けられた
ころん「るぅとくんと、A、いますか!?」
るぅと「ころちゃん!?今、体育祭中ですよ!なんでここに来てるんですか!」
ころん「それはこっちのセリフ!急にいなくなるんだもん!」
久遠「そうそう!ころ兄の言う通り!」
久遠がころちゃんの背中からひょっこり出てくる
ころん「Aは?どこにい、」
途中で、ころちゃんの言葉が止まった。
そしてころちゃんは、ベッドで寝ているAにくぎづけだった
久遠「え!?A、どうしちゃったの!?」
あとからベッドの方に来た久遠が、青ざめた顔で言う
ころん「るぅとくん…。何があったの…?」
るぅと「はい。__今から、ぜんぶ話します」
そうしてぼくは、いちからふたりに話しだした。
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紫 音 。(プロフ) - プリ小説で書かせてもらってる者です!以前コメントした事があるのですか覚えてますかね⁉️覚えて完結おめでとうございます👍🏻プリ小説で書いてるのがなんと66人の人にお気に入り登録して貰えてます! (3月7日 22時) (レス) @page50 id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!!!! (3月7日 20時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - 音湖さん» こちらこそ、ありがとうございます!がんばってください!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - るるなさん» ありがとうございます!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ああああああああ、あああああありがとうございます!!!!!!勿論、URLを貼らせてもらいます!!!(?)き、許可もらえると思ってなかったので。。。本当にありがとうございます!!! (3月7日 18時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すかいソーダ | 作成日時:2023年8月24日 19時