No.36 ページ40
Aside
『__さぁ始まりました!今年の体育祭も、盛り上がっていきましょう!__』
グラウンドにアナウンスが入った
久遠「あ!Aみ〜っけ!」
はちまきを巻いて張り切ってる久遠が、私に飛びついてきた
『…久遠っていつまでも子供だよね。あと重いからどいて』
久遠「子供じゃないし、重くないから!」
わかりやすくすねる久遠に、となりにいたナオがあははっと笑った
ナオ「じゃあ私、先行ってるねー」
あ、やば。私たちも位置につかないとじゃん!!
『久遠、行くよ!』
ナオの背中を追って、私たちもグラウンドへ向かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うっわぁ、緊張する…
もう私と久遠は位置について、足だって結んで準備万端
さっきからドキドキしてる心臓に手を置いて、深呼吸。
隣を見れば、久遠も同じことをやっていた。
やっぱ双子だなー、
「__では第一走者、スタートです!__」
パァンッとピストルがなって、第一走者のペアが走り出した
私たちは第二走者だから、そろそろだ
赤組のテントから、歓声が聞こえる。
どうやら赤組のペアが一位になったらしい
「__続きまして、第二走者、スタートです!__」
ついにきた、私たちの出番。
公園で練習したときみたいに、タイミングがバラバラになると思ってたけど…__
めちゃくちゃ息バッチリ!!
足を踏み出すタイミングとかスピードとか、全てが一緒。
なんで練習の時にバラバラだったのか不思議なくらいだった
久遠「すごい!本当に一位とれるかも!!」
走る速度は遅くても、私たちは着実にゴールへ向かっていた
『あと少しっ…!』
トップだった青組を抜いて、すぐ前にゴールが迫ってた時
___久遠が、転んでしまった。
もちろん、久遠と足を結んでいた私も転ぶ
その間にどんどん抜かされていく。
赤組のテントからも、落胆の声が聞こえた
もう、ダメだ…。最下位は私たちで決定だな…
ころん「A!久遠!まだ負けてない!走って!!」
ゴールの近くで叫んでいるころ兄を見て、久遠が立ち上がった
久遠「A、手つかまって!ゴールするよ!」
久遠が無理矢理、私の手を引いて駆け出した。
さっきと打って変わってタイミングもバラバラだけど、なんとか久遠に合わせた。
黄色組に抜かれたり抜いたりしながらゴールして__、
私たちは二位を取れた
久遠「やったぁ!二位だよ!A、二位だよ!!」
久遠が私の肩に手を置いて飛び跳ねる
私もそれに、つられて笑った
207人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫 音 。(プロフ) - プリ小説で書かせてもらってる者です!以前コメントした事があるのですか覚えてますかね⁉️覚えて完結おめでとうございます👍🏻プリ小説で書いてるのがなんと66人の人にお気に入り登録して貰えてます! (3月7日 22時) (レス) @page50 id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!!!! (3月7日 20時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - 音湖さん» こちらこそ、ありがとうございます!がんばってください!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - るるなさん» ありがとうございます!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ああああああああ、あああああありがとうございます!!!!!!勿論、URLを貼らせてもらいます!!!(?)き、許可もらえると思ってなかったので。。。本当にありがとうございます!!! (3月7日 18時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すかいソーダ | 作成日時:2023年8月24日 19時