病弱な妹を持つ私【青】【黄】

No.2 ページ3

『ｹﾎｯｹﾞﾎｯ』



だんだんひどくなってきた…？



一応マスクつけて行くか。



リビングの棚からマスクを引っ張り出して付ける。



久遠「ねぇA。今日の授業の内容、ちゃんと教えてね？」



自分の妹ながら、なんでそんな真面目なんだ…？



るぅと「久遠は偉いですね。お勉強、頑張ってください」



さっきと打って変わってニッコニコのるぅ兄。

態度、変わりすぎじゃない？



久遠「うん！ありがと、お兄ちゃんっ！」



男が見たらすぐ好きになっちゃいそうな、あま〜い笑顔。


るぅ兄も顔を赤らめて下を向いている。



はぁー、学校行こ。



兄と妹がいちゃいちゃしてるとこなんざ見ていられんわ。



そう思って、靴を履き玄関を出る。



ころ兄はもうとっくに家を出たらしい。



今日はころ兄バイトだから、家に帰るのは9時ぐらいだろう。



るぅ兄も、学校は休むけど夕方からバイトって言ってた気がする。




兄のことが大好きな久遠なら、絶対に悲しむんだろうな。



私なら大歓迎なのに

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