病弱な妹を持つ私【青】【黄】

No.18 ページ19

Aside


ここは二階の私の部屋。


あの後、私と久遠は眠ってしまって、起きたのは2時くらい。



一階も静かだから、ころ兄たちも寝てるんだろうな。





久遠「じゃあ私そろそろ一階に戻るね〜」



『うん』




ガチャッとドアを閉めて久遠が出ていったのを確認して、ほっと息をつく。




なんとなくスマホをいじっていたら、友達でありバイト仲間のナオからメールがきた。




ナオ［Aー？今日5時半からバイトだよ！忘れてた？］




えっ？ マジ！？

すっかり忘れてた！！！




A［ごめん、忘れてた！すぐ行く！］



ナオに返信して、パッと部屋の時計を見る。



『は！？5時！？』



そんな寝てたっけ！？




久遠「Aー？二階から大きい音聞こえるけど、なんかあったー？」



ころ兄と同じように声がでかい久遠が、一階から呼びかけてくる。




…マジであの声量どうなってんの？



ちょっとだけ分けて欲しいかも、なんて思っている自分を無視して、バイトに行く準備をする。




『よし、終わった。あとは久遠たちにバレないようにすれば…』



といってもここは二階で出口は一階。


一階には久遠たちがいるに決まってる。




さて、どうしよう

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