病弱な妹を持つ私【青】【黄】

No.17 ページ18

Aside



私が今いるのは家のリビング。そして私ひとり。



るぅ兄はコンビニに行って、ころ兄と久遠はまだ帰ってきていない。




『気持ち悪い…』




気が緩んだからか、溜まっていただるさが一気に襲ってきた。




急いでトイレに駆け込んで、我慢してたものを一気に吐く。



『…ｹﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ』



立ちあがろうとしたけど、うまく力が入らない。



そのままフラッと倒れそうになった時。





誰かが、私の肩を支えてくれた。





？？？「ちょ、大丈夫！？Aの顔、真っ青だよ！？」







はあ…。

よりにもよって久遠か…。




『っ、大丈夫。あんたは先にリビングに戻ってて…』



久遠「そんなことできるわけないじゃん！ほら、私の肩に捕まって！」



いつもより厳しい声の久遠にちょっと驚きながら、私は久遠の肩に体を預けた。



久遠「今、ころ兄はコンビニに行ってる。るぅ兄はわからないけど、多分ころ兄と一緒だよね」



…すごい。当たってる。


妹のカンってやつ？



久遠「ということで、Aの部屋には私がつれて行きまーす」



『あーはいはい』



ヤケクソ気味に言うと、久遠はにっこり笑った。



久遠「じゃあAの部屋に、出発進行！」




そう言って、久遠と一緒に私の部屋まで歩いて行った。

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