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No.1 ページ2

ころん「A〜!早く下に降りてきて!久遠が熱出した」




…うるさいな。


2階にある私の部屋まで届くってどんだけ声でかいんだよ。




『せっかくのいい朝が台無しじゃん……ケホッ』



…最悪。喉がめっちゃ痛い。




でも頭痛が無いだけまだマシか。




そんな事を思いながら制服に着替えて下に向かう。



久遠「あ、Aおはよ」



そこには顔が真っ赤な久遠が、ソファで寝っ転がっていた。



挨拶されたけど、当たり前のように無視する。




るぅと「ちょっと待ってください。挨拶もできないんですか?」




いつもよりちょっと低い声で、睨みながら言うるぅ兄。



本当にうちの兄たちはうるさいな。




『出来ないんじゃない。しないの』





負けじと睨みながらそう言う。




…喉痛いのになんでわざわざ喋っちゃうのよ、私。




久遠「るぅ兄、大丈夫。Aも、ごめんね」



はぁ、そういうところがムカつく。自分は悪くないのに謝るところとか。



ころん「ちょっと何してんの!?Aは早く朝ごはん食べる!るぅとくんは久遠に水枕持って来て!」



珍しくテキパキ指示する兄に驚きながらも、席について朝ごはんを食べ始める。



…っていうか、弟なのにくん呼びなんだ…。




ちなみに、今食べているのは冷凍食品。
なぜかって?





簡単な話。誰もご飯を作れないから。



やばい時は3食カップラーメンの時もあったぐらい。



親は小さい頃に離婚して2人とも出て行き、今はバイトとかでお金を稼いでいる。




『ごちそうさまでした』



手を合わせて、椅子から立つ。




ころん「僕、今日バイトあるから帰り遅くなるかもしれんわ」

遠くでそんな声が聞こえる。


るぅと「じゃあぼくは今日、久遠の看病してますね」


ころん「わかった。先生たちに休みって言っとく」



え、学校休めんの?ずるっ。



ころん「Aも学校行きな。遅刻するよ」



あーはいはい。余計なお世話。

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紫 音 。(プロフ) - プリ小説で書かせてもらってる者です!以前コメントした事があるのですか覚えてますかね⁉️覚えて完結おめでとうございます👍🏻プリ小説で書いてるのがなんと66人の人にお気に入り登録して貰えてます! (3月7日 22時) (レス) @page50 id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!!!! (3月7日 20時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - 音湖さん» こちらこそ、ありがとうございます!がんばってください!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
すかいソーダ - るるなさん» ありがとうございます!! (3月7日 19時) (レス) id: 3d82e6db30 (このIDを非表示/違反報告)
音湖(プロフ) - すかいソーダさん» ああああああああ、あああああありがとうございます!!!!!!勿論、URLを貼らせてもらいます!!!(?)き、許可もらえると思ってなかったので。。。本当にありがとうございます!!! (3月7日 18時) (レス) id: 67c9f7276d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すかいソーダ | 作成日時:2023年8月24日 19時

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