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「ほぅ......
己の身よりも他者の身を優先させるのか？」
「......確かに私自身の身も大事です
ですが、
母だけは......
村の人たちはみんな家族のようなものです
その人達を......悲しませたくありません」
「...っ......」
天涯孤独の身の俺が親を思う、娘を救うのか
......まぁ良いか
「良かろう」
「あ......ありがとうございます！！！」
「だが、一つだけ肝に命じてほしい
もし、お前が逃げれば村の者たち...
お前を見つけ出し、
お前の目の前で一人ずつ、死よりも残酷な目に合わせる
死ぬことすら許されない拷問のような時間
お前は後悔するだろうな
そして、懺悔するだろう」
「......っ......」
「まぁ、村が大事なら逃げないことだな」
「......はい......」
「では各員！！！
えーっと......
ユール
お前の名は？」
「......っ......
パドラ･ヌス=ユールと申します......」
？
何で一瞬苦い顔をしたんだ？
まぁ良いか
「パドラ･ヌス=ユールを我が、
アインズ･ウール･ゴウンの名に置いて保護した
各員
ユールに危害を加えることは許さない」
「承りました
いと尊き御方」
「これにて終了だ」
そして、守護者達は部屋に帰っていった
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作者名：神無 | 作成日時：2017年1月12日 10時
