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「ユール!!!」


「っち......


グダグダ吠えんじゃねぇよ


サキュバス......あ......」


つい......やっちゃった......てへ★


ザワザワ......


みんなザワザワしちゃったし...


あー


やっちゃった......よ......


「えーっと......


......テヘペロ......?」


「......(殺)」


......あーあ


やっぱこうなっちゃいますよねぇ......


みんな戦闘準備に入っちゃってるよ......


あはは......


「はぁ......


やっぱりもっと聞いとくべきだったよ......


私はサラリーマンじゃないからねぇ......


えーっと......


おひさしぶりです


モモンガさん」


「!?


あなたは......」


「あー『人間種』ってめんどいっすよねぇ


お腹は空くし、疲れるしで


もう最悪っすよww」


「誰でしたっけ......?」


「......」


覚えていない......スッよね......


「ああ


人間種だからかなぁ......


ちょっと待っててくださいね」


はぁ...!!!的で姿変えられたら良いなぁ......


じゃなくて、


魔法を解く


シャランともキランとも言いがたい効果音の中で、私は元の......


ファルシ・エトロの姿に変わる


「あーやっぱりこの姿が一番♪一番」


「ふ......ファルシ・エトロさん!?」


「あーよく気が付きましたね


良かった良かった


この姿になっても『誰だ貴様』なんて言われたら僕泣きますからー(棒)」


「あははは...


俺は忘れませんよ


例え時間が少しであったとしても


ギルド長としてちゃんと覚えてますよ


エトロさんの事はね」


「いやぁ嬉しいなぁ......


あーそー言えばアルちゃん怒ってごめんね」


「......」


「およ?」


「......」


辺りを見回すと、


みんな固まっていた


「モモンガさん......」


「はい?」


「......僕は......嫌われていると思っても良いのかな?


泣いても良い?」


「あ......いや


大丈夫ですよ」


みんな固まってるよ...


「ところで、何で......


人間種であの村にいたんですか?」


「なんか私だけ一足先にこっちに来ちゃいましてね......


なんかわかんないんですが、間違った人に正体を見せたらペナルティー的なものが出たんですよ


いやぁ〜モモンガさんが生きてて良かったですぅ〜」


「あはは......」

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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時

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