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「先を譲ろう
レディファーストだ」
「......は...はい」
「ああ
言い忘れていたが、
遠慮は無用
殺す気でこい」
「で......ですが......」
「
「ひ......は......はい
わかりました」
「《＿＿》」
......第４位階魔法か......
俺はユールの魔法を避け、
ユールに斬りかかる
「......！？」
ユールは俺の剣をとめる
しかも指二本で
「うひっ......
ふぁいぁぁぼぉぉぉるｗｗ」
...急にキャラが変わったぞ？
いったい何が？
さっきまでのユールは大人しく気弱な女の子だった
なのにたいして急にニコニコし出してクレマンティーヌとやらみたいになった
ユールの胴を斬るように刀を振るう
ガギッ
またまた掴まれた
「《サイレント・プリズン》」
「？」
聞いたことのない魔法だ
どういう魔法だ？
一瞬動きを殺し、
そして空に放った
ユールはニコニコしてこちらを見てきた
......何だろう？
防御系？
それとも時間差で効果を発揮するものかな？
考えている時間はないか
ひとまず攻撃をするか
「......アインズ様」
踏み込もうとした瞬間ユールからは想像できないような冷徹な声がした
「なんだ？」
「一歩でも動かれると......
幾らアインズ様でもご無事ではないかと」
「......脅しか？」
「......お好きにとらえてください」
どっちだぁ？
だが、一歩も動かないとなると厄介だしな......
まぁ良いか
一歩踏み込むと、突然大爆発が起きた
それも、何十回にわたってだ
落ち着いてきた頃、
ユールがボソッと「あ〜あ
だから言ったのに......」と物凄く冷徹な目＿＿あるいは蔑みの目＿＿でそう言った
無論俺は全く傷を負わなかった
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作者名：神無 | 作成日時：2017年1月12日 10時
