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こ「…それにしても、キヨの家に住む事になるなんてなぁ……未だに信じられん。」



フ「言われた時ビビったよね(笑)」



ヒ「でも、俺は(人1)ちゃんと話せるから嬉しいなぁ。」



そう言って、すすっと私の横に来たヒラくん。



キ「おいてめぇ、(人1)に変な事すんなよ。」



ヒ「しないってば。」



キ「信じられんな。」



ヒ「うわ、キヨひど。」



『ま、まぁまぁ!ヒラくんはしないって言ってくれてるんだし、いいじゃん、ね?』



まるで大切なものを守る番犬のように、ヒラくんに向かって怖い顔をしているキヨくんを鎮める。




キ「……ホントにマジで何もすんなよ。」



キヨくんは、それだけ言うとゲームに向き直ってしまった。




…とりあえず喧嘩にはならずに済んだけど、なんだかキヨくん怒ってる…?




怒らせるような事、私したかなぁ。



ちょっとしょんぼりしていると、キヨくんが私を呼んだ。



キ「…ちょっと、こっち。」



手を引っ張られて連れてこられたのは、いつもの寝室。



『キヨくん?どうし……っえ、?』



突然、とんっと壁に押さえ付けられた。



これってまさか……壁ドンってやつですか。



キ「……お前さぁ、ホンット警戒心とか無さすぎ。幾らヒラだからって、何もしてこねぇとは限らないだろ?」




キ「…なのにさぁ、そんなに易々と足とか見せんなよな。」



つつー…っと足を撫でられて、ピクッと体が反応してしまう。



『こ、これは…急いでたからそこら辺にあった服着ただけで……意図的にじゃないもん。』




キ「…でも、ダメ。」



『だ、ダメって言われても…じゃあ、どうすればいいのさ』


キ「……俺の膝の上座ってろ。そしたら、誰も近くに寄らねぇだろ。」



『……キヨくんって、意外とヤキモチ焼きだよね。』



キ「……腰ぶっ壊してやろうか?」



『ごめんなさい』



それは洒落になりませんよキヨさん。





何とも怖い脅しに負けて、その後からはずっとキヨくんの膝の上に居ました。




ゲームやりづらくないの?って聞いたけど、「お前小さいから別に気にならない。」と言われました。



……小さいって、地味に気にしてるのに。



あと、「ぬいぐるみ抱えてゲームやってるみたいで落ち着く」とも言われた。それは褒め言葉なのかな?



……とまぁ、こんな感じの事を皆の前でやられていたと思うと、顔から火が出そうになる。



『……ちょっと、嬉しかったけどね。』






……でもそれは、絶対に本人の前では言ってあげない。

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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時

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