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しばらく経って、体育座りのままウトウトと眠ってしまいそうになっていた頃。
ガチャッとドアが開いて、キヨくんが入ってきた。
『……キヨくん？』
キ「あのさ、お前の荷物あるのバレちゃって……彼女なら紹介しろって言われたんだけど、どうすればいい？」
『…あ、そっか。隠すの忘れちゃってたね。……いいよ、行こう？』
キ「…わかった。」
自然に手を繋がれて、とくんと胸が高鳴る。
……しかもこれ、恋人繋ぎってやつだ。
少し浮かれていると、あっという間に実況を撮っている部屋の前。
キ「……待たせて悪いな。」
『…こんにちは。』
フ「大丈夫………って、あれ、」
『……どうも、実況者の(人1)です。』
フ「……やっぱり、そうだよね！？(人1)君だよね！？」
『……うん。久しぶりだねフジくん。』
フ「……で、でも、(人1)君男だよね？」
心底驚いている様子のフジくんと、不思議な顔をしてこちらに目線を向けるこーすけさんとヒラさん。
『…えっとね、実は私、女なんですよ…。あはは』
私がそう言うと、ポカンと口を開けて放心状態になっているフジくんとめちゃくちゃ驚いているこーすけさん。
こ「え、(人1)さん前に会った時は男だったのに！！どういう事！？」
『…つまり、皆さんに女だったって事隠してたってわけです。すみません…。』
フ「あ、そう、だったんだ…。」
こ「マジか……」
『……ごめんなさい。やっぱり私の事、嫌いになっちゃいましたよね。』
フ「い、いや！そういう事じゃなくてね！？」
こ「ちょっとビックリしただけですよ。……なぁ？」
フ「うんうん。だから、心配いらないよ。」
ニコニコと笑って受け入れてくれた皆さんに、じわりと涙が滲んできた。
すると、スッと目の前に差し出されるハンカチ。
ヒ「……これ、良ければ使ってください。」
ニコッと笑いながらハンカチを差し出してくれているヒラさん。
『…え、いいんですか？』
ヒ「もちろん。」
『…ありがとう、ございます。』
ヒラさんからハンカチを受け取ると、ふわりと香る柔軟剤のいい香り。
ヒ「……確か俺、1度だけ(人1)さんと生放送出た事あったよね？」
『え？……あ、そういえばそうですね。』
ヒ「やっぱり。…えへへ、あの時は飴玉くれてありがとね。美味しかったよ。」
『……え！まだその事覚えていらしたんですか！？』
ヒ「もちろんだよー。次会ったら、何かお礼しようと思ってたんだ〜。」
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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます！（笑）そう言っていただけるととても嬉しい限りです！ (2016年10月1日 21時) (
レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´；ω；｀) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
花 - えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐羽 | 作成日時：2016年8月7日 14時
