▼２２〜キヨside〜【ちょっと甘め】 ページ24
ふと目が覚めて、横で丸まりながら寝ている(人1)を見る。
(人1)の格好はまぁ、うん、簡単に言えば裸だ。…昨日何があったんだとかは頼むから聞かないでくれ。
……それにしても、コイツホントに女だったんだなって失礼な事を思ってしまうし、よくよく見てみると、やはり美人なんだよな。
綺麗な茶髪を撫でてやれば、くすぐったかったのか少し身じろぎをした。
キ「……かわいい。」
なぜか幸せそうに笑みを浮かべながら眠っている(人1)の頬に口付ける。
『……ん、ふふ、キヨ…くん……』
キ「！？」
……なんだ、寝言か。
…んだよ、びっくりさせやがって。
てか、夢の中にも俺出てきてんの？それ、なんかちょっとムカつくんですけど。
………待て、夢の中の自分に嫉妬してる俺って嫌だな。気持ち悪い。
……でも、それでも早くその綺麗な目を開いて俺の事見て欲しいなって思っちゃうんだ。
自分でも、(人1)に依存しすぎてるってわかってる。
でも、もう好きって気持ちは止められないんだよ。
キ「……好きだよ、(人1)。」
普段は軽く言えないような言葉と共にそっと頬を撫でると、パチリと(人1)の目が開いたのがわかった。
『……ん、あれ、キヨくん朝早いねぇ。珍しい……むにゃ、』
まだ眠いのか、あやふやな言葉を放って顔を枕に沈めて二度寝しようとする(人1)。……おい、最後なんか失礼な事言わなかったかお前。
キ「…なぁ、起きろって。」
『んんぅ……やだぁ、』
ふにゃりと笑って、俺の近くでもぞもぞと布団にくるまり出した(人1)。
キ「…おい。」
その格好はちょっとやばいので、正直とても離れてほしい。
だが、そんな事はお構いなしにすやすやと寝ている目の前のコイツに、なんだか少し腹が立った。
キ「……クッソ、」
もう半分ヤケになって、寝ている(人1)に深めのキスをしてやる。
『……ッふ、ん……んッ！？』
起きたらしい(人1)は、慌てて俺を剥がそうとする。
……全然力足りてないじゃん。
それに逆らって、俺は(人1)の体をグッと押してベッドに沈めた。
『ん、んっふ……や、ぁ……』
キ「……ふ、はぁ」
『……ちょ、キヨく、やめ……ふあ、』
やめてと言われても、最早ストッパーが掛けられなくなってしまっている。
キ「……ッは、」
口を離すと、2人の間に一瞬だけできる銀色の糸。
『あ、朝からこんな……は、息、できないよばか……』
……俺は決して悪くないからな。無防備なコイツが悪いんだからな。
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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます！（笑）そう言っていただけるととても嬉しい限りです！ (2016年10月1日 21時) (
レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´；ω；｀) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
花 - えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐羽 | 作成日時：2016年8月7日 14時
