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『も、もう……急になに…?』


寝ていたら、急にキスされてビックリした。



人の寝込み襲うなんて……全く。



すると、してきた本人はムッとした表情をした。



キ「…だって、お前がそんな格好で安易に近付いてくるから悪いんだぞ…。」



そう言って、私の体を指さすキヨくん。







え?私の体に何があるって言うんー………




『……わぁぁぁぁ!?ちょ、え、こっち見ないで!あ、わわ、ふ、服どこ……!?』




わたわたとタオルケットで体を隠すと、クスリと笑う声がした。



キ「……俺、昨日散々見たんだけど?」



そう言われると、もやもやと昨日の事がフラッシュバックしてきた。




『……え、あ……!!』




一気に顔が熱くなって、恥ずかしすぎて涙が出てくる。



『…あ、そうだ、うあ、や、やだ!顔見ないで……!』



バサッとタオルケットを足の先まで被って、視線をシャットアウトする。



キ「…おい、お前何1人で恥ずかしがってんの。」


『…だ、だってさ』



キ「………そんなの、俺も同じだわばーか。」



『……えっ、』



チラッとタオルケットから顔だけ出すと、顔を真っ赤にして微笑むキヨくんが居た。




『……そんな素振り、してる時見せてなかったくせに。』



キ「あ、あれは、その、カッコつけたかったからで……!」



キ「……ホントは、怖かったし全然余裕なんか無かったよ。」





『キヨくん……』



…そうだよね。初めてだって、言ってたもんね。



『…ありがとね。私、とっても嬉しかった。初めてが、キヨくんでよかったよ。』



キヨくんの手を握って、精一杯の笑顔を見せる。



キ「!!……俺も、お前が初めてでよかった。…ありがと。」



『……ふふ、うん。こちらこそ。』




キ「…あ、そうだ。腰とか、痛くないか…?」



『え?いや、別に……痛ったぁ!?』



ちょっと立ってみると、腰に痛みが走ってキヨくんの肩に手をついてしまった。



キ「…あー、やっぱり?」



『うぐ、ごめんなさい…』



キ「なんでお前が謝んの。…謝るのは俺の方だろ。」



キ「…優しくしたつもりだったけど、ごめんな…?」



『…ううん!私ね、初めての時は必ず腰痛くなるの知ってるの。だから、覚悟はしてたんだよ?』


キ「…そう、なのか。」


『うん。だから大丈夫!』



キ「……なら、よかった。」


ふわりと優しく笑うキヨくんに、私も優しく微笑み返した。



キ「……あ、そういや服…」



『えっ………ああぁぁ!!見ないでキヨくん!』

▼24→←▼22〜キヨside〜【ちょっと甘め】



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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時

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