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胸の違和感に頭を捻りながら、キヨくんに言われ家の中に入る。
『再びお邪魔しまーす！』
家に入った途端、ソファーに置いてあるもちもちしたクッションを抱きしめる。
『あぁ〜…これいいね…もちもち…』
キ「いいよなそれ。この前湯毛ぽの放送出た時に貰ったんだよ。」
『あ！あの放送見てた！…そっかぁ、これその時のクッションだったのかぁ……んふふ、もちもち〜』
ぎゅーっと抱きしめる度、もちっとした感触がしてとても気持ちいい。……なんか、眠くなってくる…。
キ「………。」
キ「……おら、そのまんま寝そうになってんじゃねぇよ。風呂入ってからにしろ。」
ほらほら！と、キヨくんに背中を押されながら浴室まで連れていかれる。
『あぁぁ〜……！もちもち〜…！！』
キ「もちもちは後で！！…後で着替え置いとくから、早く入ってこい。」
『…う、わかった…。』
パタン、とドアを閉められて、一気に力が抜ける。
……よかった、まだバレてないよね。
上の服を脱いで、サラシを外す。
サラシとかはちゃんと、見つからないように隠しておく。
そして自分の体を見つめ、深く溜息を吐いた。
『…やっぱり、こんなの嫌だよ。』
『……お母さん、どうして私を愛してくれなかったの？』
シャワーを出して、顔から思いっきり浴びる。
……こうしないと、涙が見えて本当に何もかも嫌になっちゃいそうだったから。
『……どうして、なの。』
『…昔はあんなに、笑ってくれてたじゃない。』
『……ッ、なのに、なのになんで…！！』
浴室に、僕の声が響く。
……いけない、あまり大きい声を出すと、キヨくんに聞こえちゃう。
ぐしぐしと、涙なのかお湯なのかわからない何かを拭い、さっさと髪を洗う。
体も洗って、ほんわかといい香りが漂ってくる。
『…このシャンプー、いい香りだな。』
浴室を出て脱衣場まで行くと、そこにはキヨくんのものと思われるTシャツとジャージのズボンがあった。
……そしていざ着てみると、やっぱり予想通り。
『……おおきい。』
サイズが、面白いぐらいに合わないのだ。
Tシャツは片方の肩が出てるし、ズボンも捲らないと引っ掛けて転んでしまいそう。
『う〜……高身長……』
初めて、自分の身長を恨んだ瞬間だった。
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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます！（笑）そう言っていただけるととても嬉しい限りです！ (2016年10月1日 21時) (
レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´；ω；｀) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
花 - えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐羽 | 作成日時：2016年8月7日 14時
