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『お風呂ありがとう〜!戻ったよ!』


キ「お〜……ぶはっ、…あ、そっかごめん、適当に選んだから、サイズ合ってねぇな……ッ(笑)」



『ぐ……どうせどれ選んでも同じでしょ!……もう!クッション貸してよ〜〜。』



キ「ごめんて。……でもまぁ、似合ってる。」


子供っぽい笑顔でそう言いながら、僕の顔にクッションを押し付けてきた。


『へっ……むぐっ』



キ「……じゃ、俺も風呂行ってくるから。テレビ見てていいぞ。」



そうして、バタンと閉められたドア。



僕はただ、そのドアをぽかんと見つめる事しかできなかった。



『……今、キヨくんなんて言った…?』



似合ってるって言った、よね……?


ただの聞き間違い?…いや、そんな訳ない。






……あれ?まただ。きゅぅっと胸が締め付けられるようなこの感覚。



……どうしよう。あの顔が、あの暖かい笑顔が忘れられないよ。



……こんなの、僕じゃない。いつもの調子に戻りたくても戻れない。



顔だって、冷めろと言う度に熱くなって、治まってなんかくれない。



『なんなんだろう、これ…。』



……こんな感情、僕知らないよ。どうすればいいの?




……誰か、教えてよ。




キヨside


バタンと閉めたドア。浴室の真ん前で、ずるずると扉にもたれ掛かる。



キ「(俺、さっき自分で何した…!?)」



頭を抱えて、自分の言動を思い出す。



……俺、アイツに自分の服着せた挙句似合ってるって……!うわぁぁあ嘘だろ…!!



……なんでだ。なんで咄嗟にあんな事言っちまったんだ俺は。アホか。




第一、アイツは男だろ……うわー、最っ悪だ…。



…いや、俺は大丈夫だ。何処ぞのクネクネ野郎とは違う。



キ「俺は違うぞ……俺は違う……俺は……」




……でも、やっぱりどうやってもアイツが男には見えない。



いくらなんでも、体が華奢すぎる。それに、俺と同い年ぐらいなら、もう少し手とか骨張っててもいいはずだ。



なのに、アイツの手は全然骨張ってもなければ、大して大きくもない。




……アイツ、ホントは女なんじゃないか?



俺は、ずっとそう思っている。



……だけど、もし違ったとしたら。



…いや、それを考えるのはまだ早い気がする。



……あれ、俺はどうしてこんなにアイツの事に一生懸命になってるんだ?…どうしたって言うんだよ。




俺は、この気持ちが何なのかよくわからないままシャワーを浴びていた。



ーーーーーーーーー
文がおかしい

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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時

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