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『……キヨくん!』


僕が話しかけると、こちらを見て、にかっと笑ってくれた。


キ「おう、(人1)!」



『ごめんね、待たせちゃったかな?』



キ「いや?俺もさっき来たとこ。…てか、そんな女みたいにいちいち気にすんなよ。」



……うん、ごめんキヨくん。僕女なんだよ……(笑)



……なんて、口が裂けても言えないから。


『…へへ、ごめんごめん。……で!どこに行くの?』


キ「え?」


『昨日教えてくれなかったでしょ!だから、どこに行くのか教えてよ。』



キ「…あぁ、……えっと、実は決めてない。」



『………え、』



キ「……ごめん。」



『……ふふ、あははっ、なーんだ!決めてなかったんだ!』


あまりに真剣に謝るキヨくんが面白くて、思わず吹き出してしまった。



キ「!……ちょ、笑うなよ」


『ごめっ、あははっ』



キ「……くそ〜、…もういいや、俺ん家行くぞ!」


『あれ、キヨくん家に行くの?というか、お邪魔しちゃっていいの?』



キ「お邪魔していいから言ってんだろ?」



『はは、そっか。じゃ、有難くお邪魔します!』




『〜♪』



キ「(………やっぱりあの顔、)」



僕が呑気に鼻歌を歌っている後ろで、キヨくんが何か考えていたなんて、その時の僕は知る由もなかった。

.
.
.


『……わ、意外とお部屋綺麗なんだね。』



キ「……お前今サラッと失礼な事言ったよな。」



『えへ、バレた?』



キ「あほ。」



『酷い。……で、誰かに掃除してもらったの?…あ、もしかして彼女さんとか〜?』



キ「は、はぁ!?ちげぇよ!!…この前、フジ達が来て掃除させられたんだよ。」



『あれ、彼女さんじゃないんだ。…もしそうだったら、何か相談にでも乗ってあげようと思ったのに。』



キ「余計なお世話だばぁか。……ほら、ゲームするぞ。そこら辺に適当に座って。」



『おお、ありがとう。…ねぇ、何のゲームするの?』



キ「んー…(人1)は何がいい?」



『なんでもいいよー?…あ、でも、ホラーと恋愛系はちょっと苦手かも。』



キ「恋愛系?…ホラーはまだわかるけど、なんで恋愛系?」



『あー…っとね、僕、恋愛系やると恥ずかしくってちゃんと見れないの。……だから、集中してできないんだ。』



キ「……へぇ、そう、なのか。」



『うん。だから、せめてホラーとか……』



僕がボソッとそう言うと、キヨくんは持っているソフトの中から最近すごく怖いと噂のゾンビシューティングゲームを僕にひらひらと見せびらかしてきた。

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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時

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