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『…はい、できたよ!』


キ「さんきゅ……ってえ、すご…」



人様に料理を振る舞うのなんて初めてだから、つい張り切ってしまい、ホットケーキの形を猫の形にした。



キヨくんは、じっとそれを見つめている。


キ「…お前、器用なんだな。」



『そんな事ないよ。…誰かに料理を振る舞うのとか初めてだったから。つい張り切っちゃったんだ。』



苦笑いしていると、キヨくんがこちらを見てふっと笑った。


キ「…そっか。」



『!!……ほ、ほら!冷めないうちに食べようよ!』


キ「え?あぁ、おう。」


……びっくりした。キヨくんがあんなに優しい笑い方するなんて知らなかったから。



……一瞬、心臓がどきりと跳ねた。


『…??』




キ「………」



キ「…おい、」


『っ!?……え、あ、何?』


キ「…今日、俺ん家に泊まってくか。」


『……え』


キ「……イヤ?」


ホットケーキを口いっぱいに頬張って、こちらをじっと見据えてくる。



……そんな純粋な目で見られると、断れないんだよなぁ…。



『…嫌じゃないよ!ただ、』


キ「…ただ?」


『お風呂の時と寝る時は、絶対に覗かないで。』




キ「ふは、馬鹿かよお前。覗くわけねぇだろ?」





『…あはは、そうだよね!変な事言ってごめん。』



キ「……いや、大丈夫だ。」



『…じゃあさ、夜までまだ時間あるし、僕が行きたい所行ってもいいかな?』


キ「…え、いいけど、急にどうした?」



『…へへ、ちょっとね。』



家を出て、キヨくんの手を引っ張る。



『こっち!』


キ「うぇ、ちょ…!!」



『〜♪』



そして、歩いて10分。僕達は、とある古着屋さんに来ていた。



『…店長!』



店「…あら?(人1)ちゃんじゃないのー!お久しぶりねぇ!」


『すみません、なかなか仕事に来れなくて……』



店「あら、いいのよ〜!そんなの気にしないでちょうだい!また、空いてる時に来てくれればいいわ。」


『ありがとうございます!…えと、今日は紹介しておきたい人が居るんです。』



店「…へぇ、どなたかしら?」



『…キヨくん、こっち来て!』


キ「…え、あ、あぁ。」



『えっと、こちら僕と同じゲーム実況者をやっているキヨくんです!』


キ「……どうも。」



店「あら!お話は聞いていたけど、こんなイケメンさんだったなんて…!」



『ふふ。……で、こちらが僕が働いてるこの店の店長さん。』


点「はじめまして〜!金子です〜!」



キ「(オネエか……)」

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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
- えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時

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