はじめてをちょうだい snm RM

うれしはずかし朝がえり ページ24

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ぱちりと開いた目

起きると見慣れない場所でここがどこだかわからなくて
慌てて起きると大きなベッドに寝てるのは私だけで

キョロキョロして、ここがホテルだってことを思い出した


枕元の電子時計は4:06を表してる


あれ、目黒くんは？

薄暗い部屋、手探りでソファーへ行くとこんもりしてる人影が

目黒くんが、ソファーで眠ってた

ツンツンと肩を突いてみるけど起きない


「おーい、蓮くーん」呼びかけたら「ん？」って起きた


「ここで寝たら体痛くなるよ、ベッドで寝よ？」


「あー…ん」私の頬を撫でて腕を取って抱きしめられた

急に抱きしめられて体勢崩して蓮の上に半分のっちゃったから慌て「蓮、ごめん」って離れようとしたのにしっかりホールドされて動けない


「あれ？もしかして寝てるの？」

スースーと寝息が聞こえる

だけど私もこのままの体勢は辛いしもう一度起こしてみる

「蓮くん、起きてよ、ベッドいこ？」


「ん…」目を開けてふふって笑った

起きてる？

「え？！あ、え？」

あ、起きた…


「ごめんね、起こして、でもここで寝てると体痛くなるしベッド行こう」


のっそりと起きるとゆっくりベッドへ移動した


布団に入ると背中を向けて寝てしまった


背中を向けられて拒絶されたみたいで寂しくなった


「蓮…」


小さく呼びかけたらピクっと動いた肩


「蓮、こっち向いてよ」


「はぁぁ…たくっ」てこっち向いてくれた


「手繋いで？」

差し出した手を繋いでくれて引っ張って胸元まで寄せ抱きしめられた

「…あったかい」


「ん…もう少し寝よ」


「ん、おやすみ」

トントンと背中をさすってくれるリズムにまたすーと眠りに落ちた


次に起きた時、蓮はシャワーを浴び終わってて既に着替えてた

「もう、出る時間？！」


「早く起きたから、用意しただけ、まだ時間あるよ」

時計はまだ7時でもう少し寝たかったけどもう着替えてるし私も起きることにした


シャワーを浴びて着替えを済ませる

ソファーで横になって目を閉じてる目黒くん


なんだかいつもと様子が違う？


「体調わるい？」


「平気、用意したら出て朝メシ食おう」


「…うん」


ホテルを出て街を歩く


駅前のコーヒースタンドで二人で朝ごはんを食べる

なんか気恥ずかしいな、朝帰りってこんな感じなんだ


なんとも照れくさい朝だった

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