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身代わり14 ページ15
そんな副長さんに続いて
「おおAちゃん！
朝からごくろうさまだね
実は俺も腹が減っててなあ
三人分、くれるかい」
いつでも優しい局長さん
「俺が仕事頼んじゃったんだしね…
じゃあ俺は、二人前もらえる？」
差別することなく接してくれる山崎さん
何十人かいる隊士の分の朝ごはんは
たった三人で
たった八人前だけど食べてくれて
その一ケタが
わたしにとってなにより嬉しく
仕事をやろうと思えてくる
「あの…ありがとう…ございます」
お礼なんてほしくないみたいに
当たり前のことをしただけだと言うように
「腹が減ってたんだよ」
「ガハハハハ
これくらい食わんとやってけないんだよな」
「Aちゃん料理うまいんだね」
優しさに触れてしまえば
殺されるのがこわくなる
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作者名：マスカラ | 作成日時：2015年2月4日 22時
