魔眼九十八個目 ページ3
▷Aside
【職員室】
イル魔｢アブノーマルクラスの教室移動を要求する｣
イルマ君がお兄ちゃんに向かって開口一番に言ったことがこれ
カルエゴ｢キサマ…ｯ…突然行軍してきたかと思ったらなんだその犯罪声明文は…
あとそのキャラはどうした｣
お兄ちゃんだけで無く他の教師の方々も突然の来訪と要求にどよめいている
イル魔｢うんうん｡これまでの俺は些か無欲すぎた…
カルエゴ先生もご存知でしょう?我々アブノーマルクラスの粗末な教室を｡
学習環境を整えるのは学校側の義務では?｣
カルエゴ｢は?学習……?｣
イル魔｢そもそも!!我々の何処がアブノーマルなんだ!!｣
お兄ちゃんは深めの溜息を吐き,机の上に分厚い報告ファイルをバサバサッと置いた
カルエゴ｢鈴木入間｡入学式における暴力行為,校舎破壊ほか｡共犯,アスモデウス･アリス｡
他にも教師への暴力行為,セクハラ,金品盗難,器物破損……と｣
そこまで言うとファイルをパタンと閉じ,表紙をぺしぺしと叩いた
イル魔｢我々の!何処が!アブノーマルなんだ!!!｣
カルエゴ｢どう考えてもアブノーマルだろうが!!!｣
気が強くなるって凄い
お兄ちゃんを捻じ伏せようとしてる…
×捻じ伏せようとしている
○暴論で丸め込もうとしている
イル魔｢隔離するのは分かるが…にしても待遇が悪すぎる!!せめて別の所にしてくれ!!!｣
カルエゴ｢仕方ないだろう｡他に隔離できる教室が無い｣
イル魔｢オイオイ〜あるだろ?
――――――――――――――――『
其れはあまりにも無謀すぎる
私がこの要求をされても飲むことは出来ないだろう
バチバチｯと聞き慣れた音と見慣れた威圧を感じた
ケルベロスだ
今のお兄ちゃんは本当に怒っている
昔私を馬鹿にしたヒトたちに向けたあの怒りに似ている
カルエゴ｢あそこの教室は我が校の名誉教室だ｡貴様ら如きには到底使うことの出来ない｡身の程を知れ｣
リード｢イルマ君これは……｣
イル魔｢う〜ん駄目ですか〜よし｡A｡行け｣
『うん………うんっ!?!?何で急に私!?!?!?』
イル魔｢お強請りだよ｡お強請り｣
『いや…流石に出来ないよ……私が教師だったら絶対開けたくないもの』
カルエゴ｢流石俺の妹だな｡貴様らよりずっと分かっている｣
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ぬう(プロフ) - 篝火さん» 了解しました！ (6月15日 19時) (
レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
篝火(プロフ) - ぬうさん» ありがとうございます!最近リアルが忙しくて更新が滞っていますが気長にお待ちください🙏 (6月15日 19時) (レス) id: d366ff2cb9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - いやぁ……とても好き( '-' )設定とかイラストとか主ちゃんのセリフの合わせ方とか全てにおいて最高でございます。これからの続きも楽しみに待っております (6月14日 0時) (レス) @page39 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篝火 | 作成日時：2023年4月8日 12時
