夜の世界の殺し屋たち。 (ページ33)

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【樹】

とりあえず、俺は自分の部屋に戻って皆に説明する前にメールに記載してあった電話番号を入力して電話を掛けた。

樹「お久しぶりです。過去に依頼をした田中です。」

依頼主「やっぱりお前だったのか。あの件について依頼してきたのは。」

樹「はい。現在、ご存じの通り殺し屋をやっています。」

依頼主「話は聞いてる。でも一つだけ気になることがあるんだ。」

樹「なんですか？」

依頼主「なぜ依頼をしてきたとき、連絡先すら教えてくれなかったんだ？普通なら教えてくるはずだろう。」

樹「ただあなたたちを信頼していなかっただけです。こんな有名な組が僕の依頼を聞いてもらえるとは思っていなかったので。」

依頼主「だが金をもらってる以上は依頼者に教えなきゃいけないからな。今、ここで聞くか？」

樹「はい。お願いします。」

依頼主「依頼の件なんだが＿＿＿＿が＿＿＿＿でしていることがわかった。で、現在、＿＿＿＿で活動してるらしい。」

樹「それって、つまり、」

依頼主「そうだ。今回はお前にとってもチャンスになるだろうな。」

樹「このタイミングで聞けて良かったです。ありがとうございます。」

電話が終わった後、俺はこの事実に衝撃を受けた。

それと同時に俺の心が完全に燃え盛ろうとしていた。