少しの恋バナ ページ10
貴方side
耳郎「ねぇA、アンタ好きな人いないの？」
『好きな人…？』
昼休み、私は響香ちゃんと2人でご飯を食べている。
そんな時、彼女の口から出た言葉。
好きな人かぁ…
耳郎「みんな気になってると思うよ」
『でも私、恋愛とかよくわかんないから』
本当に、よくわからない。
好きの感情とか、付き合うとか。
私が鈍いだけなのかな…
『あ、でも!響香ちゃんと上鳴くんは付き合ってるんでしょ？』
耳郎「はぁ!?誰があんなアホ面!!」
『じゃあ、付き合ってないの？』
耳郎「付き合ってない!!それに、上鳴はアンタが……!!」
響香ちゃんは、言葉が詰まったように黙り込んだ。
『……私が？』
耳郎「…なんでもないよ。ごめん」
トレイ戻してくる、と席を立った。
私が、なんだろう……
………まぁ、深く考えることじゃないか。
私もトレイを戻そうと席を立つと、
心操「ｯ…」
『あ、ごめんなさい…』
紫色の、髪の逆立った人にぶつかった。
その振動で足がよろめく。
心操「……大丈夫？」
『あ、はい!すみません、重いですよね…』
今、私は片手で体を支えてもらっている。
すぐに退けようと思い足に力を入れたが、まったく動けない。
心操「…足捻ったのか。トレイ貸して、戻してくる」
『だ、大丈夫です!』
心操「いいから貸せ」
座っていた席に腰を下ろされ、ほぼ無理矢理トレイを奪われた。
いい人すぎるよ…
『ごめんなさい、迷惑かけて…』
心操「別に、俺が好きでやっただけだから。……俺、普通科の心操人使」
『ヒ、ヒーロー科の奪無Aです!』
心操「…敬語無くせよ。堅苦しい」
『う、うん』
心操「……俺もう行かねぇと。またな、A」
そう言うと、彼は人混みの中へ消えていった。
・
・
耳郎「A!大丈夫？足痛いの？」
トレイを戻し終わって急いで来たのか、少し汗をかいている。
『大丈夫だよ、心操くんに助けてもらったから!』
耳郎「心操って普通科の？アイツ、人を助けたりするんだな…」
あの人、そんなイメージじゃないのかな。
すっごくいい人だったけど…
耳郎「…まぁ、取り敢えず教室戻ろっか」
『…そうだね』
また、私のヒーローが増えた。
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エレン - ↓別に突っ込むなよアニメオブ小説だぜ？ (2018年12月18日 0時) (
レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
言の葉 - 身長160で体重30�埖紊箸�wwww設定ガバガバ過ぎて草しか生えねぇわwww (2018年12月17日 23時) (レス) id: 7f8fa73901 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - めっちゃ面白い！！楽しみにしています！頑張って！！ (2018年8月2日 12時) (レス) id: b7f6265b0c (このIDを非表示/違反報告)
ソラリア - 、さん» そうですが少し語気が強い気がします、もう少し丁寧にいってみてはどうでしょうか。言われている側もいう側も心地の良いコミュニケーションをお願い致します (2018年8月1日 1時) (レス) id: 76622b9c36 (このIDを非表示/違反報告)
エル - めっちゃおもしろいぃぃぃぃぃぃ!!これからも楽しみにしています!!!!!頑張ってくださいぃぃぃぃぃi((ﾝﾝ"ｯ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 4c3b877e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2018年7月31日 14時
