白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 【男主】

Ｎｏ．２６ ページ27

今日も始まる３対３


３対３のチームはあの日と同じメンバーだった




白布｢五色！！｣


五色｢はい！｣



工のスパイク


止める！！




工へブロックを飛ぼうとした時、ふと太一さんのあの言葉が脳裏をよぎった



"自分が相手に合わせれば、相手も自分に合わせてくれると思うよ"



ブロックに飛ぶ寸前
天童さんを見ると、天童さんは若利さんへブロックに入る体制に入っていた



なぜ
どうして若利さんにブロックを……



けど考えるより先に、俺は若利さんにブロックを飛んだ



白布｢！！｣


天童｢！！｣



バチインッ！！



工に上がると思っていたトスはフェイクで、ボールは天童さんの読み通り若利さんに上がった



A｢いっ！！……｣




突然二枚ブロックになり、若利さんのスパイクは俺の手に当たった



A｢ワンタッチ！！｣



瀬見｢天童！！｣



天童｢あいよ｣





スパァン！！……






俺がワンタッチしたボールは瀬見さんがトスを上げ、天童さんのスパイクで決まった



瀬見｢ナイス天童！｣


天童｢いやいや〜……｣




バチッと天童さんと目が合った




A｢ナイスキーです、天童さん｣



天童｢ん｣

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