幻想譚〜それぞれの物語〜

そういえば俺には友達がいなかった byギルガメッシュ ページ5

ギル「うおーいパルスィー」
パルスィ「あ、ギル。どうかしたの？」
ギル「ちょっと地上にでてみようかと思うんだが…」
パルスィ「…私もついてっていい？」
ギル「あたぼうよ！」

俺も随分懐かれたもんだ。
…そういえば俺には友達がいなかった…
てことはこいつらが最初の友達なんだな。

地霊殿の皆は優しくていいな。なんで嫌われるのか不思議なくらいだぜ。
〜回想〜

キスメの場合
キスメ「じー…」
ギル「…」
なんかこっち見てる…

ヤマメの場合
ヤマメ「あたし黒谷ヤマメ！よろしくね！」
ギル「おう、よろしく！」
明るい奴だな。

水橋さんの場合
パルスィ「その元気と楽天的な思考が妬ましい…」
ギル「な、なにが悲しい？相談に乗るぞ?」
パルスィ「わ、私は別に悲しくなんか…」
ギル「いいから、胸に刺さってるもんは全部おじさんにぶちまけな！」
パルスィ「じ、実は…」水橋さん愚痴り中…

それから度々相談に乗ってる。話せばいい奴じゃねぇか。

勇儀の場合
勇儀「おっ、あんた強そうだ。あたしと戦ってみないか？」
ギル「望むところよ！」
引き分けだった。

さとりの場合
ギル「なあ、なんで地底の妖怪は嫌われるんだ？」
さとり「私は心が読めるせいで…」
ギル「俺からすればそんなの気にすんのは器が小さい奴だと思うんだがなぁ」←本心
さとり「変わった方ですね＾＾」

お燐の場合
ギル「おっ、可愛い猫のお嬢さんかい。」
お燐「あれ、お客さんかい？いらっしゃい。あたしのことはお燐って呼んでね」
一番常識人っぽいかね？

お空の場合
お空「あ、侵入者」
ギル「ふふん、俺様のオーラが隠しきれないようだな」
お空「うにゅ？お客さんだ。」
ギル「…天然なのか」
お空「私は天然じゃなくてお空だよ？」
天然っ娘。

こいしの場合
こいし「おじちゃん遊ぼー♪」
ギル「おじちゃんじゃなくてお兄ちゃんって呼んでくれよ？」
こいし「おじちゃん♪」
ギル「…ま、いっか。じゃ、他の皆も入れてかくれんぼだ！」
無邪気な娘だなぁ。

〜回想終了〜

パルスィ「地上でなにするの？」
ギル「俺の趣味は武器集めでな。なにかいいもんがないか、ついでに鑑定をしてもらおうと」
パルスィ「ふーん…」

本当になんで皆嫌われるのかね？気のいい奴らばっかりなのに。

まあ少しずつ改善すりゃいいのかな。
んじゃ行くとしますか？

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