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ある日の武人 ページ2

小町「おーい、ガブー」
ガブラス「なんだ」
小町「暇だー」
ガブラス「仕事しろ」


小町「ん?なに書いてるんだい」
ガブラス「只の手記だ」
その日の出来事、出逢った者のことなど記録しただけのものだ。

小町「筆まめだねぇ」
ガブラス「映姫様もこういったものは書くぞ」

小町「この青い悪魔みたいなのは?」
ガブラス「今日戦った者の絵だ」
小町「絵上手っ!」
ガブラス「そうか?」

ヘルバトラーだったか?
なかなかの手練れだった。

小町「でもなんだって手記なんか?」
ガブラス「その時の想いを忘れたくない、というのもあるが…」
小町「他にもなんか理由があるのかい?」

少し迷った。
こんなことを言って、嫌な想いをさせたくはない。
ガブラス「…」
小町「…あのな、ひと月も一緒に居りゃだいたい考えもわかるんだよ!だいたい理由聞いたくらいでアタイは嫌な想いなんかしないっての!」

…本当に分かってくれているんだな。嬉しく感じる反面、尚更言わない方がいいかもしれない。

だが…やはり言っておかねば…

ガブラス「…俺は」
小町「俺は?」
ガブラス「…人間、だからな」
小町「…そうか」

真意に気付いているようだな。
俺は人間。即ち、寿命が短い。死神である小町や、他の妖怪よりも短い。
つまり、俺が先にこいつらを置いて逝ってしまう、ということ。
俺は、こいつらに忘れられるのを恐れている。そんなことは有り得ないと分かっていても…

その事を、俺は…

小町「ガブ!」
ガブラス「な、なんだ?」
小町「そりゃ寿命は誰にだって来る。でもだからこそ、精一杯生きるんだろ?それに…」
小町「…もしお前が死んだら、アタイが渡す。それで…」
ガブラス「…」
小町「一緒にまたここで仕事しよう!」

小町…

ガブラス「無論だ。その時は、頼む」
小町「ああ…」

小町は、少々優しすぎだ。
だからこそ…俺が守らねば。
この大事な友を…

ガブラス「ところで小町」
小町「え?」
ガブラス「つまり、俺達は死んでも一緒に働けるんだな。」
小町「そうそう!でもちゃんと長生きしてくれよ?」
ガブラス「フフ…ならお前は、ちゃんと仕事するんだな?」
小町「うぐ…」


絶対に、主と友を護ってみせる。
それが、この武人…ジャッジ・ガブラスの不滅の誓いだ。

少し前のお話〜仲間に一番苦労する暴君〜→←とある剣豪の場合



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小6ちゅうに病患者 - いえーーーーーいルーミア勝てーーーー! (2012年12月24日 1時) (レス) id: 1f4e229d05 (このIDを非表示/違反報告)
空幻 - だいたいあってる、結界を見る程度の能力。 …セフィロスw (2012年12月15日 13時) (携帯から) (レス) id: e6c8caa797 (このIDを非表示/違反報告)
小6ちゅうに病患者 - メリーの存在忘れかけてたぜ確か能力は結界の隙間を見る程度の能力だっけ? (2012年12月15日 11時) (レス) id: 1f4e229d05 (このIDを非表示/違反報告)
小6ちゅうに病患者 - 今思ったそれって妹紅と結婚してるってことになるじゃん (2012年12月15日 11時) (レス) id: 1f4e229d05 (このIDを非表示/違反報告)
空幻 - 主夫として活躍する元英雄のセフィロスw (2012年12月11日 23時) (携帯から) (レス) id: e6c8caa797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空幻 | 作成日時:2012年12月9日 0時

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