久しぶりに一日一緒にのんびり 4 ページ7
独歩「お！」
一二三「やった!独歩ちん!やったよ勝てた出来たよ」
そう言うと、一二三は俺に抱きついてきたから。一二三の頭を撫でてやったら「えへへ」と、笑った
独歩「おう。な?出来ただろ?」
一二三「ん。独歩ちんすげぇ！」
独歩「普通だろ。ほら、こっから本番だぞ」
一二三「お!俺っちコツ掴んだから絶対負けないんだからなぁ」
独歩「おう」
それから真剣勝負する事数分後
一二三「…負けたー」
独歩「でも危なかった。お前凄い上手くなったな、いきなり」
一二三「ん。だって絶対食べたく無いんだもん…」
そう言うと、一二三はコントローラーをおいた
一二三「まぁ、負けちゃったしな。しゃあない!勝負だし食べるよ。独歩ちん頂戴」
独歩「はい、無理していっぺんにいれんなよ」
俺からお菓子を受け取ると、普通に開けた
一二三「……」
独歩「どうした？一二三?」
一二三「見てよ…独歩」
見せてきたので見てると
独歩「…凄い赤いな」
匂いだけでもむせそうだし、汗が出てきそうだ。一二三大丈夫なのか?
一二三「…よし。食べてみる」
一枚取り、口に入れた
独歩「…一二三？」
一二三「……」
独歩「大丈夫か?」
一二三「ん。意外と美味しいよ?」
ようやく喋ってくれた一二三
独歩「なら良かった。お前が喋らないから心配したぞ」
見た目騙しで、案外そんな辛くは無いのかもしれないな
一二三「っ!?」
独歩「…一二三?何か凄い顔してるが…大丈夫か?」
一二三「だ…」
独歩「だ?」
一二三「大丈夫じゃない！辛!めっちゃ唇と舌が痛い!」
そう言うと置いてあったオレンジジュースを一気に飲んだ
独歩「そんなにか?」
一二三「なら独歩食べてみなよ…」
涙目になりながら言ってきた
独歩「ん…なら食べてみるかな」
一二三は俺より辛いのが苦手だから、大袈裟かもしれないしな。
そんな軽い気持ちでポテチを食べた
独歩「…ん。普通に美味しいな」
ちょっと、ぴりっとするぐらいか?
そんな事を思い、もう一つ食べようとした時
独歩「っ!」
舌がすげぇ痛い…
一二三「ほら言ったじゃん辛いだろ?」
独歩「っ…ゲホゲホ。…あぁ、辛いと言うか舌と唇が痛い」
立ち上がり、台所に向かい水を飲んだ
独歩「…はぁ…」
一二三「ハハハ。独歩ちん大丈夫？」
独歩「あぁ、何とか。それよりそのお菓子どうすんだ?本当に全部食うきか?」
一二三「食べられないからな!?」
独歩「だよな」
一二三「ん…でも勿体無いよな」
そう言うと一二三は激辛ポテチをじーっと見っめた
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作者名：タータンボウ | 作成日時：2019年2月6日 20時
