同僚を家に呼んでみた 8 ページ20
独歩「俺も気になる」
優天「分かった。ちょっと待って………あ、あったあった。はい、右にいるのが弟だよ」
スマホの画面を見ると、二人で楽しそうに笑う写真だった、弟君は優天をもうちょっとだけ幼くした感じだった
一二三「何か二人共めっちゃ似てるな。あ、でも弟君の方がちょっとだけ優君より幼いかも…」
と、俺と同じ様な意見を言った
優天「アハハ、確かに。俺たち兄弟は母さんの遺伝子の方が多いからかな?」
独歩「双子では無いんだよな?」
優天「違うよ、5つ下だよ」
一二三「へぇ名前は何て言うの?」
優天「霜月霧呀だよ、かっこいい名前だと思わない？」
独歩「確かに、あーかっこいいと言えば、優天も十分かっこ良かったけどな。さっきのは」
一二三「何なに?俺っち聞きたい」
優天「たいした事じゃないよ?ただ独歩を待ってたら四人組が絡んで来たから、やり返しただけ」
一二三「…え?優君一人で?」
優天「うん、一人で」
一二三「どっか怪我とかしてない?」
優天「大丈夫大丈夫。俺昔ボクシングやってたんだよ」
独歩「最初それ聞いた時俺も驚いた」
一二三「ボクシング…今もやってんの?」
優天「……いいや、大学一年生の後半辺りだったかな?まぁ、いろいろあって辞めてそっから全然やってない、大学卒業すぐに就職したしな」
独歩「何か訳ありみたいだな」
優天「うん…まぁね」
一二三「俺っち優君の弟にあってみたい！」
独歩「お前はまた唐突に…ごめんな優天」
優天「なら、今度実家に帰るんだけど。二人もくる?きっと霧呀も帰って来るだろうしさ」
一二三「行きたい、な?独歩ちんもそうだろ?」
独歩「え?優天迷惑じゃないか?」
優天「独歩何変に気を使ってんの?迷惑に思うわけ無いじゃん。それに迷惑だったら言わないだろ」
独歩「そ…だな。優天が良いなら行ってみたい」
優天「うん。きっと母さんと霧呀も喜ぶよ」
一二三「優君の実家って遠いの?」
優天「近いよ?横浜だから」
一二三「え?横浜！?」
独歩「…横浜」
優天「え…何?どうかした?」
独歩「いや、何でもない。ん?でもわざわざこっちの会社に配属されたのか?」
優天「俺さ今の会社に配属される前は、横浜で一人暮らしをしながら働いてたんだけど。前の会社から今の会社が人員不足だからって事でこっちに来たんだよ。んで、今はこの新宿で一人暮らし、って所かな」
独歩「なるほど」
一二三「何か…優君大変だね」
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作者名：タータンボウ | 作成日時：2019年2月6日 20時
