過酷な人生を送った私はいちごの国の黄色い王子様と結婚しました～5～ (ページ9)

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『頑張りたいは分かってるよ笑。何を頑張りたいか聞いてるの！』

め「でも活動始めた時はさお姉ちゃんみたいになりたいが夢だったわけよ」

『うん』

め「でもいれいすに入って活動していくにつれてそれはお姉ちゃんを超すってのが夢になって、武道館に立てたらお姉ちゃんと同じ舞台に立ったってことじゃん？」

『そうだね』

め「それにお姉ちゃんバーチャルじゃん。リアルライブやれたらそれはもうお姉ちゃんを超したってことにならない？」

『バーチャルの方がすごいんだよ？手間とか！衣装作ったり色々と』

め「リアルの方が需要あるじゃん」

『うっ…』

め「リアルライブ出来るように頑張ります！」

そしてりうちゃん初兎くんのインタビューを流して…

『何十年…先の未来で…君と…2人…笑いあって…ねぇ…その度に…思うよ…君を…愛してる…』

め「お姉ちゃん！皆揃ったよ！」

『はーい今行くー！！』

涙をふいて

『じゃあ行きますか！』

そして会議室に行く。

『皆お待たせ！』

悠「どうしたんや？改まって」

『今日みんなに集まってもらったのは覚悟が聞きたくて集まってもらいました』

いむ「覚悟？」

『めぃは分からないと思うけど他6人！いれいすの初めてのグループ配信でリスナーさんから聞かれて答えた目標覚えてる？』

な「武道館…」

『そう。武道館は簡単には立てないことをめぃは充分分かってるよね』

め「充分過ぎるほど分かってるよ…」

『今のいれいすに武道館埋めれるんですか？』

り「埋めれる！」

i「埋めれる！」

な「埋めてみせるよ！」

『めぃか、16歳で武道館、歴代でもかなり若い方だけど立つ覚悟はありますか？』

め「あります！」

『これは社長からじゃなくて1人のいれりすとしていわせてください。本当に今までよく頑張りました！武道館終わっても活動辞めないでください』

な「辞めないよ」

悠「ん？武道館終わっても？」

『発表します！いれいす！武道館決まりました！！！』

「やったー！！！！！」

め「お姉ちゃん、リアルライブ？」

『リアルライブだよ！』

め「うわぁぁぁああん」

めぃか号泣。

この日私とめぃかは抱き合って泣いた。

いれいすがリスナーと交わした約束の武道館。

その舞台にようやく手が届きました。

でもこれは終わりじゃない。始まりだから。

いれいすはまだスタート地点に立っただけ。

これからもっとすごい景色が見れると思うから。

頑張ってね。いれいす。