☆8話 ページ9
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朝、目が覚めると…
屯所中が大騒ぎしていた。
原因は…
あの攘夷志士が逃げた事。
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昨日の私を思い返すと、奴に向かって「消えろ」の一点張りだった気がする。
話したくない事を話してムシャクシャしたせいだ。
近「桂が逃亡したのは、何時くらいだ?」
さっきまで熟睡していたと思う格好で局長が問う。
山「えっとぉ…ほとんどの隊士が眠っている頃合いだと…」
周りの隊士が更にざわめく。
隊「おい…確かその時間って…」
昨日の私を思い出した奴等が、後ろで聞いてる私の方に視線を向ける。
その視線に耐えられず、私は部屋を出て行った。
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近「せっかくAさんが捕まえてくれたのを…
もっと警備に気を遣っていれば…」
局長の声に全員が静まり返る。
数少ない中で、局長は私を普通に扱ってくれる。
だから私もここを追い出されないで済む。
いや…真選組から逃れられる手は私にはない。
私の体内にアイツと同じ血が流れている限り…
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とりあえず今は、あの長髪攘夷志士を捕まえないと。
アイツが檻から脱出したとは言え、私が止めなかったのもあるし…
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貴「斉藤先輩。見回りに行ってきても良いですか?」
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綺羅(プロフ) - Misiaさん» それです。誤字ですね。すみませんでした。 (2016年7月31日 2時) (携帯から) (レス) id: 803f05d847 (このIDを非表示/違反報告)
Misia - 各話冒頭に書いてあるsindとは、sideのことでしょうか、、?? (2016年7月31日 0時) (レス) id: 1341ec82d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2015年2月7日 19時