☆11話 ページ12
見回り中怪しい坊主がいたから、先回りしてみた。
案の定…それは昨日の長髪男だった。
貴「見つけた…」
もう逃がしたりしない。
.
貴「そこの長髪!観念しろ!」
桂「長髪じゃない!
俺の名は桂だ!」
奴がそう言った時、既に私は剣を鞘から抜き…
奴目掛けて突進する。
.
剣が突き刺さったのは、奴の後ろの壁。
ッ!……ヤバい…抜けない!
桂「随分と仕事熱心だな…
お前など全く相手にしない真選組の為に…」
貴「っ!!」
こんな状況で私の話をするコイツの頭の中はどうなってるんだ。
てゆーか、まず最初に何で私の事を知ってるんだ?
.
真選組だから?
高杉晋助の妹だから?
.
桂「……一つ聞きたい」
貴「あぁ?」
.
桂「兄の事が嫌いか?」
.
何を今更…
.
貴「嫌いだ。
私が…こんな暮らしをしていると知らないで生きてるアイツなんか…
体内に同じ血が流れてるだけで…虫酸が走る」
桂「……………」
変わらぬ表情で私を見るコイツ。
何でそんな質問するのか。
何で私に近付くのか。
……何にせよ、私が今するべき事は一つ。
.
.
貴「さよなら」
抜けた剣を、そのまま奴の頭部に向かって降り下ろした。
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綺羅(プロフ) - Misiaさん» それです。誤字ですね。すみませんでした。 (2016年7月31日 2時) (携帯から) (レス) id: 803f05d847 (このIDを非表示/違反報告)
Misia - 各話冒頭に書いてあるsindとは、sideのことでしょうか、、?? (2016年7月31日 0時) (レス) id: 1341ec82d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作成日時:2015年2月7日 19時