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トラックが何台も停まっている場所まで移動するも、その組織の連中共がこっちに気付く
「な、なんなんだお前はっ…!!」
「部外者がいんぞ!!!」
「やれエェエエエ!!!」
そう言って楯突いてくるが、そんなものは通用しない
そいつらを倒して先に進もうとすればまだまだうじゃうじゃと湧いてくる
「団長!先に行けェ!」
後ろから阿伏兎が参戦してはすぐ俺は連中を無視して先へ進んだ
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目的であったトラックを目の前にすれば、男が扉を開けて立っていた
ゆっくりと近付けば、どうやら男は怒鳴っていた
「「「遊女のくせに慣れてんだろ?…おいお前ら!この女で遊んでやろうぜ!!」」」
仲間に言っているのか。
残念ながら全員阿伏兎に殺られているところだ
距離を詰めれば、トラックの中から小さく啜り泣く声が聞こえる
間違いない。
声が出ていなくてもすぐに気付いた
Aだ_______
沸々と湧き上がる怒りに殺気の笑顔がだだ漏れては、その男の後ろ姿を完璧に捉える
「おい!何してんだ!!来ねえなら俺が独り占めすんぞ!」
その次の瞬間に男から出た言葉に、俺はプチッと頭の中で音がした
「独り占め?お前殺されたいんだ」
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作者名:キマイ | 作成日時:2023年3月19日 23時