51話 ページ7
あれから2日たった。翠強党は全く動くことなく、この2日間は過ぎていく。もっと早く動くと思ったが、私の読み間違いだったのだろうか…。意外と長期決戦になるかもしれないと少し腹を括った。
…が、その日の夜のこと。
「おい、A!!翠強党か現れたぞ!!」
「本当!?どこにいるかわかる!?」
私は重い服を引きずり、伝えに来てくれた月詠の後を追う。
「それにしてもよく現れたことわかったね」
「百華に見まわらせとったんじゃ。」
わざわざ、百華を使ってまで私に協力をしてくれる月詠には感謝しかない。「ありがとう」と伝えると月詠はニコッと笑ってくれた。
月詠を追っていくと、着いたのはひとつの遊郭だった。百華の1人に話を聞くと、この中で羽山秀三と春雨の奴らが取引をしているもいうことだ。
そして、私はこの遊郭の助けの元ここの遊女のフリをして取引を行う部屋へ入ることになった。
・
・
・
「華乃でありんす、どうぞよしなに…。」
華乃という源氏名を名乗りなれない遊郭言葉で挨拶をする。羽山と春雨のやつらはまだ取引を行っていなさそうで、酒を飲み顔を赤くしている。
そんな中で羽山が私の顔をすごく見てきた。
「お主、この前遊女を助けておった女子ではないか」
「…え?」
思わず素が出てしまった。まさか、この男にあの場面を見られているなんて予想だにしていなかった。
「あの時のお主はどこぞの遊女より断然輝いておった。あれから俺はお前を探していたんだ」
「…それは光栄でありんす」
この男が私を気に入っているのなら好都合。できるだけ、上手く懐に入り込んで情報やらを得ることが出来そうだ。
473人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時