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75話 ページ34

「駄目だカス。」


沈んだ側のソファを見ると、銀時がいた。


私だけじゃなく、お客さんたち3人の顔は今多分同じような感じだろう。みんな目をまん丸にして、口をポカーンと開けている。


唯一違うところは私はこの男が銀時であると知っているところくらいだろうか。


そして、銀時は立ち上がる様子も見られず、足を組みソファにふんぞり返っている。


放置して接客する訳にも行かず、声をかけた。


「ちょ…何しに来たの。」


「どっかの誰かさんに暴言吐かれた上に噛み付かれたから」


「うっ…」


何しに来たのかという質問に対しての回答は返ってこなかったが、それよりも私がダメージを受ける回答をしてきやがった。


暴言まではいいとしよう。噛み付いたってなんだ!!


うわあ!恥ずかしい!!


チラッと横を見ればなんか少し楽しそうだ。



「そーいやーお持ち帰りされそうになってたな。」


そして楽しそうな顔のまま爆弾発言してきた。


「いや…え??」


なんで知っているんだ、いつからここの近くにいたんだという疑問しかない。


私があたふたしているのに見向きもせず、銀時は話を続けた。



「おっさんたち、こいつだけは駄目だから。」


そう言って、急に立ち上がった。何が起きてんだかもうよくわかんない私はとりあえず、立ち上がった銀時の方を見た。

しかし、銀時はそのまま動こうとしない。


「??」

私が首を傾げていると



「…バカお前。これ一緒に立ち上がった帰る流れだろ。」


銀時がそういい、腕を引っ張り上げ立ち上がらせた。

そういう流れかなんて、私はよく分からないが立ち上がらせたままそのまま銀時が歩いていくので、着いて行くしかない。


それを見ているお客さんたちはさっきからポカンとした顔が変わってない。



「ごめんなさい!!」


お客さんたちになんて言っていいかもう分からないので、とりあえず謝る。


これからは普通のキャバ嬢に遊んで貰ってくださいと祈りながら。



引っ張られるキャバ嬢と引っ張る男に対する好奇の目が各席から感じられる。


そして、お妙が接客しているテーブルを通り過ぎる時…



「お妙、A持って帰るから。」



とだけ銀時がいい、そのまますまいるを後にした。

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銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時

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