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74話 ページ33

ゆっくりと銀時から離れる。

銀時は目を丸くし、自分の首元に手を当て固まっていた。


…ちなみに私は今とても恥ずかしいので顔があげられない状態にある。


「……あほ!ばか!はげ!」


そして、小学生かよ自分!!と自分でツッコミたくなる暴言を言い残し、その場を去った。





(べ、別にあれは私の意思なんかじゃない…!体が勝手にやったんだ!!)




…確かにイラついた。「ほんとに好きなのか」と問われたことを。

けど、けど!あんなことする予定も未来も私は微塵も想像していなかった!



うわあ!どうしよう!!銀時絶対引いたよね!?

だから離れたあとも何も言ってくれなかったんだよね!?うわあ!!


…なんて、考えながら歩いている内に元いたテーブルに戻ってきていた。




「お、Aちゃん。大丈夫だった?」


おじさんのひとりが私に気づき声をかけてきた。


内心大丈夫では無いし、逆に大丈夫ってなに?って感じだが、そんなことこの人たちに言っても無意味なので笑って誤魔化した。



…それよりも気になったのは後ろのテーブルの銀時と一緒に来た女の子だ。帰ったのだろうか?それとも、銀時をまだ待っているのだろうか。


除きたくても、そんな勇気はないので耳を澄ます。


が、ここはキャバクラ。ほかのお客の声で何も聞こえやしなかった。



今のところ銀時が戻ってきた気配はゼロ。そのまま帰ったのだろうか。…帰ってきたらきたで女の子と一緒にいるかもだし、顔は合わせられないしで私の心中を察していただきたい。




「そーいやーAちゃん。この後空いてるの?」


おじさん2号が言う。ちなみに1号はさっき「大丈夫だった?」って喋りかけてきた方である。


「…この後っていうと?」


「Aちゃんさえ良かったらこいつに付き合ってくれよ。」


2号が言うコイツとは場所慣れしてなさそうな若者のことである。



「こいつ女慣れしてねーからよ、Aちゃんが大人にしてやってくれよォ。」


若者の背中をバシバシと叩きながら2号は言った。


…セクハラジジイが。大人にしろってソウイウことだろ。専門の女呼べや!!


なんて思っても一応は客なので、「えー」と笑いながら誤魔化すくらいしか私の技術と勇気的にも出来なかった。

こんな時、お妙がいてくれたら…!と思うが全くこちらに気づきそうもない。


さて、どんなふうに断ろうか。…と考えていると、私の座っているソファが急に沈んだ。



「駄目だカス。」

「…へ?」

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銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時

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