66話 ページ25
…何が起きてる?
銀時に腕を引っ張られたかと思ったら、ドアップの銀時の顔。そして、唇の感触。
(キス…されてる??)
なんで…と考えているうちにゆっくりと銀時が離れていった。
「ッ…銀時??」
どう反応していいのか、分からなかった。ちょっと前のテンションはそんな明るいものでもなく、ムードのある雰囲気でも無い。ただ突然に…。
自分自身もの感情も不明だ。嬉しいのか、悲しいのか…。唯一はっきりしているのは、心臓がうるさいということだけだ。
「…ムカつく。」
ずっと何も話さなかった銀時がゆっくりと口を開いた。
「なあ、A。無理に笑うな。勝手に男に触られんな。…もう、こんな思いはごめんだ。」
…確かにさっき私は無理に笑った。銀時に軽蔑されることを何より私は恐れているから…。銀時だけには、嫌われたくないから。
けれど、銀時の『勝手に男に触られんな』と『こんな思い』という言葉だけは意味がわからなかった。
「なあ、A。」
「…ん?」
「もう、俺のそば離れないでくれ…。 」
「…どういうことだ?」
「…お前が、好きだっていうことだよ。」
「…は?」
頭が真っ白というかなんというべきか、とりあえず何も考えられない。
『好き』とは、どういう意味か。Loveかlikeか。
「…キスまでしてんだぞ。Loveの方だからな。」
私の頭の中を覗いたように、銀時が言葉を付け足した。
けど、Loveだと言われた瞬間に私の顔が急激に熱を持った。
さっきまでこんな雰囲気じゃなかったのに…。私は少し怒られているような雰囲気だったのに…。
「今のAの気持ちは…?」
声を発しない、正しくは驚きすぎて声が出ない私に対して銀時が質問を投げ掛けた。
「私は…」
ずっと、ずっと銀時が好きで、想い続けて、悲しい思い何度もして…
けど、結局諦められなかったんだ。
「私も…銀時が好きだよ…。ずっと、ずっと前から。」
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銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時