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60話 ページ19

あの日から特に何か変わったというわけでもなく、ただ、普通の日々を過ごしていた。


朝起きて、顔洗って、お妙に「おはよう」って言って、ご飯食べて、家事を手伝って、散歩したりお昼寝したりテレビ見たり、自由な時間を過ごして…寝て…。


日常を送っているつもりなのに、どこか心にポッカリと穴が空いたような気がしてしまう。


ボーッとする時間があればあの時のことを考えている。なにか集中できるものがあれば良いのだか、残念ながら私には趣味も特技もなにもない。


(…趣味とかあればいいのに)


そんなことを考えながら、お昼のニュースに目を向ける。


『…続いてのニュースです。過激派攘夷グループ翠強党が逮捕されました。翠強党は薬によって……。』


「…え?」



翠強党が逮捕された…?


真選組が動いた?いや、流石に早すぎる。土方さんが主体となって動いているんだ。簡単に動き出すとは考えにくい。それに、ニュースに真選組の名前が出てこない。


真選組が動いたのなら、きっと沖田くんやらが何かやらかし世間の批判を浴びる。それなのに、その事に関して何も言わないなんてーーーー。



考えられることは1つだった。



(…真選組以外の誰かが翠強党を破滅させた。)



けどあれだけ情報の少ない翠強党がそんな簡単に潰されるだろうか…。きっと真選組が1番情報を持っているはずなのに…。




こんなことをここで考えていても何も始まらないので、私は真選組へ向かった。

























「すみません!土方さんいますか!?」



門を叩く。珍しく門番がいない真選組。こういう時にすぐに情報を聞きたいときに開けてくれる人がいないのは本当に不便だ。


何度も門を叩き続けると、門が開かれた。



「はい、どちら様…ってAさんじゃないですか!」


「ザキくん!土方さんに会わせて!」


私がそう言うとザキくんはバツが悪そうな顔をした。



「…なにかあったの?」


「まぁ、少し…。とりあえず副長に確認してくるんで待ってて下さい!」



何かあったのかは教えてくれず、私は門の外にぽつんと取り残され、土方さんが来るのを待った

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銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時

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