検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:60,059 hit

58話 ページ15

「ーーー…んで、なにがあったわけ」



日輪に怒られ、しょんぼりとした清太は部屋の奥へと入っていった。それを心配した神楽と新八は清太を追っていったので、現在は日輪と二人っきり。



「なにもありゃしないよ。」


「んじゃ、なんであそこまで怒ったわけ?お前が感情的になるなんて珍しい。」


「…」


黙り込む日輪。俺に言うか、言わないかを考えているのだろうか。



「…ったく、口がお堅いことで。
そんなに言いたくねぇってんなら、無理には聞かねぇが、1つ教えろ。」


「…なにをだい?」


「月詠が悩んでるって件とAがここに1人で来たって件…。関係してんじゃねぇの?」



話を聞く限り、Aがここに来た時期と月詠の様子がおかしくなったという時期が近いと思った。なにもなけりゃ、月詠の様子がおかしくなることもねぇ。


Aがここに来てなにかあったーーー。


それについて月詠は何か知っていて、今の様子になっているのではないか…。


俺の中でこんな仮説ができていた。



「んで、どうなのよ?」


「…わからないんだよ。確かにAちゃんが来て、用事を済ませて帰ってからあの子の様子がおかしくなったのさ。」


「…用事?」


「これ以上は答えられないよ。本人達に聞いてくれ…。」





男のための街と言っても過言ではないこの吉原で、Aがなんのために、なんよ用事を済ませるためにここに来た…?



話を聞けば聞くほど様々な可能性が出てきてしまう。



日輪はこれ以上何も教えてくれなさそうなので、俺は団子を貪りながら、月詠の帰りを待ったーーーー。

59話→←57話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (165 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
473人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

銀羅(プロフ) - 凛さん» 長い間、お待たせしました!何回も読んでくださり本当ありがとうございます!なに書こうか、考えがだんだんまとまり出した感じがしてるので、また頑張ります! (2020年11月20日 17時) (レス) id: a7867cf727 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新凄く嬉しいです。何度も何度も読み返してはずっとお待ちしておりました。先の展開とか、行き詰まるとやる気なくしますよね。けどこれからも更新お待ちしております、頑張ってください! (2020年11月20日 0時) (レス) id: 0f5c65d312 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 頑張ってください!続き読みたいです! (2020年3月26日 1時) (レス) id: e1da7af444 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - とっても続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 8be7be3569 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます!!更新頻度は遅くなると思いますがよろしくお願いします!! (2019年10月15日 0時) (レス) id: d2e8927ad9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。