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7話 ページ9

昼間はまだ、暑く少し動くだけで汗が流れてくるが、夜になると少し肌寒くなる。



(羽織るもの持ってくればよかった…)



ブルっと震えながら、前に進む。なぜか、今日は家までの距離が遠く感じて中々着かない。




さすが、かぶき町!!といったところか、もう日付が変わっても、まだまだ夜の街は静かにならない。




「もう1軒いくぞぉ…!」なんて、ベロンベロンな状態のおじさんたちが、騒いでいるおじさんもいれば、もうフラフラになって全く歩けていないおじさんもいる。



(…あれって)



そんな、おじさんたちの中によく知った後ろ姿がある。ーーー電柱に手をあててゲロゲロ吐いてる銀髪が…。



「あァ…飲みすぎた」


そう1人で呟くと、また吐き出すそいつ。
いい歳して、1人で何やってるんだと思って少し呆れたが、いつも通りすぎる銀時を見るとすごく落ち着いた。


会いたいと思っていた矢先に本当に会えてしまったのだから、私の心臓はバックバク。こんな、吐いてる姿を見て、安心してしまう私は今日本当にどうかしてしまっているのだろう。


「…ふっ」


思わず、笑いがこみ上げて笑ってしまった。本人にはもちろん聞こえていないだろうが。





























私は近くに自販機があるのを見つけて、水を買って未だに吐き続けている銀時に近づいた。


「…大丈夫?」



水を差し出し、背中を擦りながら声を掛ける。急に声を掛けたからか、少しピクっとしていた。ゆっくりと、私の方を向いた銀時は目を丸くする。


「なんで、お前…。こんな所にいんだよ…。」


「そんなことより、水飲みな。」



水を渡すと、小さな声で「さんきゅー」と言ってキャップを開ける。


ゴクゴクと喉を鳴らしながら、水を飲み込む銀時。相当飲みすぎたのか、頬が僅かに赤くなっている。


「また、飲みすぎたの?
っていうか、よくそんなお金あるね、あんたに。」


「久しぶりに依頼はいってよ、俺の財布が満たされたもんだから、調子乗ったわ…。」



水はもう、半分くらいしか残っていなかった。そんなに気持ち悪くなって酔うなら、最初から飲まなければいいのに、と思うがそんことを言ってもこの男は人の言うことなんて聞いちゃくれない。

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銀羅(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 初めまして!コメントありがとうございます!キュンキュンして貰えたなら書いた甲斐がありました!!できるだけ毎日更新したいと思っています!!そろそろ続編にも行く予定なので、これから応援よろしくお願いします!! (2018年9月20日 19時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お初にお目にかかります!ただのアニメ好きです!銀さんとの水上オートバイクのお話すごいキュンキュンしながら読んでました!お話今までのも素敵でした!続き楽しみにして待ってます!更新自分のペースで頑張ってください! (2018年9月20日 12時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - 2度もコメントありがとうございます!!凄く嬉しいです!これからの展開も楽しんでください!! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)
華乃花 - 次のお姫様との対決が、とても楽しみです!銀さんの嫉妬感大好きです!これからも応援し続けます!!!! (2018年9月16日 16時) (レス) id: b2e278142f (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - 華乃花さん» ありがとうございます!!応援してくださる方がいると頑張れます!!更新頑張るので、これからも読んでいただけると嬉しいです!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月5日 21時

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