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41話 ページ43

ピンポーン…


恐る恐るインターフォンを押す。万事屋に響いたこの音に万事屋の中は静かになったようだが、急にまたドタバタし始めた。万事屋からは叫び声と泣き叫ぶような声が聞こえる。


(…何事だ)


何かが起きている万事屋に不安を感じながら玄関を開けてくれるのを待つ。


ガラガラッ…


「…A。助けてくれっ…!!」


「へ!?銀時!?」

フラフラでボロボロとなった銀時が迎え入れてくれた。中に入るとより騒がしく感じるこの家の中。神楽の声と新八の焦るような声がよく聞こえる。

銀時の後ろを着いて、居間へと進んで行く。



「てめぇら、Aが来てくれたぞ!!!」


「A!!!!やっと来てくれたアルな!!待ってたんだヨ!!」


「A!!!!よかったです来てくれて!!」


いつになく歓迎ムードの万事屋3人。普段なら「Aじゃん」くらいなのに。何かある時だけ本当に調子のいい人達だ。



「…それで、私は何をやらされるの?」

「…赤ちゃんの世話です。」


私から目をそらすように言った新八。


もちろん私の頭の中ははてなマークで埋め尽くされている。なぜ、万事屋に赤ちゃん?という疑問となぜ私がそれをやらされるのか?という疑問があった。


「赤ちゃんの世話って3人もいれば十分じゃないの??」

「おい、A。アイツらを舐めてると痛い目みるぞ?」

「赤ちゃんの世話ごときで大げさな…」

「…神楽。アイツらを連れてこい」

「アイアイサー銀ちゃん」


そう銀時が神楽に言って奥の部屋から連れてこられたのは双子の可愛い赤ちゃんだった。


「…かわいい」


神楽に抱かれているその子達はさすが双子と言ったところで顔がそっくり。私も抱っこをさせてもらうことにした。












大人しく私に抱かれているその子達を見ながら銀時に質問をした。


「この子達のどこにあんなに叫ぶほどのものがあるの?」


「…お前そろそろ気をつけた方がいいぞ。」


気をつけるって何を…??と思って首をかしげていると急に私の腕の中でもぞもぞと動き出した2人。


そして…



「「ダァッッッ」」


という元気な声とともに私の顔を両方面からギュッと潰してきた。

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銀羅(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 初めまして!コメントありがとうございます!キュンキュンして貰えたなら書いた甲斐がありました!!できるだけ毎日更新したいと思っています!!そろそろ続編にも行く予定なので、これから応援よろしくお願いします!! (2018年9月20日 19時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お初にお目にかかります!ただのアニメ好きです!銀さんとの水上オートバイクのお話すごいキュンキュンしながら読んでました!お話今までのも素敵でした!続き楽しみにして待ってます!更新自分のペースで頑張ってください! (2018年9月20日 12時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - 2度もコメントありがとうございます!!凄く嬉しいです!これからの展開も楽しんでください!! (2018年9月16日 21時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)
華乃花 - 次のお姫様との対決が、とても楽しみです!銀さんの嫉妬感大好きです!これからも応援し続けます!!!! (2018年9月16日 16時) (レス) id: b2e278142f (このIDを非表示/違反報告)
銀羅(プロフ) - 華乃花さん» ありがとうございます!!応援してくださる方がいると頑張れます!!更新頑張るので、これからも読んでいただけると嬉しいです!! (2018年9月15日 21時) (レス) id: 0bdbea2a96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀羅 x他1人 | 作成日時:2018年9月5日 21時

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