【銀魂】土方さんのお姉さんは理想の姐さん2

行き当たりばったりは良くない ページ9

Aside



｢･･･え、？｣

みなさんこんにちは、ただ今とてつもなく驚いております。
土方Aです。




土方｢て、定休日…。｣

…そう。
行きつけの酒屋は何故か定休日。

何時もならこの曜日はやっているのに。
｢はぁ･･･ま、まぁ定休日なら仕方ない。｣

我ながら無計画過ぎたようだ。

｢ごめんなさいね…十四郎。｣

土方｢いや、仕方ねぇし良いよ。｣

｢ありがとうね。…あ、そうだ！｣

土方｢ん？｣

いい事を思いついたので、
急いである場所に電話をかける。


｢もしもし。…はい、Aです。｣

電話の主に要件を伝えた。

｢え？本当ですか？ありがとうございます。じゃあ、私がよく買ってくるやつとか…はい、お願いします！｣
｢…よし！｣


土方｢誰に電話したんだ？｣

｢お登勢さんよ！｣

土方｢お登勢？…あぁ、万事屋のトコか｣

｢えぇ。彼処、いいお酒いっぱいなのよ？｣

土方｢…姐さん｣

いきなり十四郎の顔が険しくなった。

｢何？｣

土方｢彼奴、あの路地裏に入ってった奴。怪しくねぇか？｣

｢･･･よく見つけたわね、｣

｢あれ、幕府のお偉いさんよ。｣

土方｢はっ!?｣

そう、私達は暗い路地裏に挙動不審になりながら入っていく幕府関係者を見たのだ。


様子見って事でちょっと追いかけるかな。




土方｢ちょ、姉さん待ってくれ！｣


十四郎にそう言われたが、
それどころではない気がする。

何か、モヤモヤしていて。
嫌な予感がする。


てか、結構複雑な路地を進むのね…。


気配を消して付けていると、
少し歩いた所で役人が足を止めた。



･･･アジト？
随分と大きな建物だ。
廃ビルのようだけど、攘夷志士達からしたら結構良さそうな立地条件みたい。

大きさはともかく、人目につきにくい路地裏に複雑な道、オマケに廃ビルときた。


まぁ一般市民は近づこうとはしないだろう。

それに、意外と陽の光が差してない事もあってか廃ビルが予想以上に不気味ね…。


普通の神経の持ち主は近づかなそうだし。




｢…こりゃ偵察した方が良いわね。｣

土方｢あぁ、こりゃ黒だな。｣

｢よし、じゃあ１回屯所に戻りましょう。｣




.



実は少し前、一応長官の松平と、ある事について話していた。

それがさっきみたいな事だ。

＿幕府の上の奴が、攘夷志士と情報共有をしている

という話。
まだ私達2人しか知らない事だ。

.



｢…今日は宴会、出来ないかもね。｣

偵察といえば山崎だろ←【定期】→←ひったくり捕まえに行く

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