腐りきったどす黒さはこびりついて剥がれにくい ページ34
Aside
九条｢親に売り飛ばされたのか？それとも…金に目が眩んだか？｣
｢…れ｣
九条｢聞こえねぇなぁ｣
｢黙れ！お前に、私の何が分かる!!何も知らない奴が、同情するな！お前、に何か言われる筋合いもない！｣
九条｢はっ、何キレてんだ？確かに俺は何も知らねぇが、貴様を楽にしてやろうとしているだけだぞ？｣
｢楽、に…？ふざ、けるな!!｣
土方｢姉、さん…？｣
弟の戸惑ったような声に我に返った。
十四郎に言ってなかったから…今知ったんだ。
九条｢さぁ、刀を持て！貴様の惨めな人生、ここで断ち切ってやろう!!｣
｢…ごめん、十四郎。私、もう穢れてるの。汚い大人で…汚い、お姉ちゃんで…ごめんね｣
土方｢姉さん!!｣
まだ、意識もはっきりしてないけど…いけるかな…？
なんて、柄にもないようなことを思ったが
やっぱりまだ視界が定まっていないからか刀を地面につけ、体を支えるようにしないと上手く立てない。
??｢おーいAちゃん？お前なんでそんな弱々しくなっちゃってんの？｣
ふざけた声が聞こえた、と思ったら
迫っていた九条の刀がその声の主の木刀によって弾かれた。
｢銀、とき…｣
土方｢よろ、ずや？｣
坂田｢ちーっす、万事屋でーす｣
おどけたように喋るそいつに少々の苛立ちを感じながら
｢遅いっての…!!｣
何とか定まってきた視界とボロボロになった身体を動かして立つことができた。
坂田｢あー…悪ぃな、すげぇスピードで走ってきたからパトカーに捕まりそうになってよ…｣
そう言いながらポリポリと頭をかいている。
…本当に反省してんのか、と突っ込んでやりたい衝動に駆られたわ。
坂田｢…にしても役人さんよォ、俺のAを随分とボロボロにしてくれたじゃねぇか？Aももう歳なんだぞ？もっといたわれや｣
｢え、酷くないかしら？折角ちょっとはキュンとしたのに…先に銀時を始末しようかと思ったのだけれど？てかお前がもっと私をいたわれや｣
坂田｢ｻｰｾﾝ｣
｢はぁ…もういいわよ。｣
坂田｢ｳｨｯｽ…と、とにかく。そこの役人。お前にAの分の痛み、きっちり返してやらァ｣
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白いましゅまろ(プロフ) - 甘味さん» 閲覧、コメントありがとうございます！やっぱり銀さん人気ですね！(*ﾟДﾟ)ｵｫｫ... (2018年12月11日 19時) (
レス) id: 9ad69f39ef (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 凄く面白かったです！落ちは銀さんがいいと思います！これからも更新頑張ってください！ (2018年11月15日 13時) (レス) id: a10a38cd02 (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 白桜姫さん» オチ提供ありがとうございます！やっぱり主人公の銀さんも素敵です！(( (2018年11月13日 22時) (レス) id: 9ad69f39ef (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - レモンティーさん» オチ提供ありがとうございます！甘いマスクの沖田さん！良いですねぇ(( (2018年11月13日 22時) (レス) id: 9ad69f39ef (このIDを非表示/違反報告)
白いましゅまろ(プロフ) - 愛美さん» 返信が遅くなりすみません。今はどちらのデータもフレンドの数が上限に達している為、なる事が不可能です！ごめんなさいm(_ _)m (2018年11月13日 22時) (レス) id: 9ad69f39ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かこのひと | 作成日時：2018年8月29日 19時
