【銀魂】土方さんのお姉さんは理想の姐さん2

臭いものには蓋っていう原理 ページ14

貴方side



｢ありがと…ねぇ、総ちゃん｣

総ちゃんがまとめたであろう資料をパラパラとめくる。

沖田｢どうしやしたか｣

｢悪いんだけど…この資料、借りてもいいかしら｣

沖田｢はい、勿論でさｧ｣

｢ありがとうね…じゃあ、私仕事に戻るわね｣



そのまま私は、自分の部屋に早歩きで向かった。







｢この頁(ページ)、にも…｣




氷崎吉五郎(ひざきよしごろう)＿＿＿




｢…ここにも、か。｣

永谷喜助＿＿＿

吉川伊之助＿＿＿

自分が攘夷戦争時代、引き連れていた所にいた＿＿生き残りだ。



折角生きれたと言うのに、
資料によると過激派攘夷志士になったらしい。


…どの頁(ページ)にも、昔見た時ある者が沢山いた。

あの日見た奴…。
あの幕府の奴。
彼奴も恐らくは昔の顔見知りだろう。
まぁ、憶測はついているが。

私が攘夷戦争に参加してたという事実も、
いつ頃に知られるかわからない。

時間の問題だろう。

《バレたらどうなるんだろうか》

ふと、そんな馬鹿馬鹿しい疑問が頭をよぎる。

いくら自分が総長という立場にあったとしても、切腹が良いところだろうか。

いくら…姉弟だとしても、絶対的に
真選組副長(土方十四郎)として決断を出さなければいけない。

ましてや姉弟だからと言って切腹を免れ事情聴取で終わりとなれば絶対この国終わってるだろうし。

てか国が姉弟で動こうものなら相当だわ。

嗚呼…でも、

｢死ぬなら…身内系の人に介錯してもらいたいわねぇ。｣


土方｢何物騒な事ブツブツと言ってんだ？｣

｢うわぁぁぁ!?十四郎？なんで!?｣

土方｢うるせぇ…その…一緒に調べ物したいなぁ...みたいな？｣

｢え？何、これが俗に言うツンデレ？｣

土方｢ッ…!?別に嫌なら…いい｣

｢…可愛い｣

土方｢もう俺20超えてるぞ…｣

｢あら？でも何だか満更じゃ無さそうな顔してるじゃない｣

土方｢そんなこと…ねぇ｣

｢はいはい、可愛いもんね｣

思わず頭を撫でてしまう。

土方｢ッ///…探すぞ姉さん｣

｢そうね。｣

姉弟揃って色々似てたりするよね→←今年もよろしくお願い致します

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