【wrwrd】悪魔拾いました《男主》

9話 ページ10

グルッペン side


割れた窓を見てため息を吐く。

「少しやり過ぎてしまったか・・・」

ht「ほんとだよグルッペン。知ってる？悪魔ってさ
恐怖っていう感情を持っちゃうと、天使に戻れないんだって」

もうあの子戻れないじゃん。
と、念の為と待機してくれていたひとらんらんに
呆れたように言われる。

「失敗したな、この軍に勧誘しようと思ったんだが。」

ht「あの子もう来ないと思うよ〜？俺が見たところまだ子供だろうね。11とか、12とかそこら辺だよ
あの悪魔」

割れた窓を見ながら
少し溜息混じりに言うひとらんらん。
だが俺は譲らんぞ。興味があるものはなんでも手に入れる！

「それでも絶対に入れるゾ！！年齢なんて関係無い！実際、コネシマやゾムやショッピだってこの軍に入ったのは12とか13だったゾ！」

ht「それはその3人にずば抜けた才能があったからでしょ？」


「この3人だけじゃない。ここの幹部はそれぞれの個性で溢れてる。ひとらん、お前だってこの軍に入ったのは15歳だろう？しかも幹部になるまで1年もかからなかった。今までの最速記録だ。これもお前のずば抜けた才能だろう」

ht「そう・・・かな」

ひとらんは照れくさそうに頬をかいた。

「警戒心の強いあの悪魔を勧誘することは難しいだろうな。さて、どうしたものか」

俺は再度どうするべきか考えた。
あの悪魔は人間が怖い。
だったら怖くない奴を近づければ怯えないのでは？

怖くないウチの幹部・・・

トントン＝粛清→怖い
オスマン＝バイ→色々やばい
コネシマ＝うるさい→ビビる→怖い
シャオロン＝シャベル→振り回す→怖い
ゾム＝脅威→1番近寄らせないほうがいい
鬱先生＝浮気者→こいつもダメ
ロボロ＝心無い→サイコパス→絶対ヤバい
ひとらんらん＝復讐鬼→怖い
しんぺい神＝ホ○→色々やばい
チーノ＝めんつゆ→ドッキリ→やばいな
ショッピ＝後輩→先輩絶対56すマン→やばい
エーミール＝教授→スベる→軍一の爆弾魔→怖い

よくよく見たらやばい奴しかいなくないか？
しょうがない、あいつに頼むか。


pk「それで僕んとこ来たんすね」

「ああ、よろしく頼むゾ」

pk「自信ないけどお任せ下さい！」

いや自信ないんかい。
こいつはぴくと、我々軍の誇る一流のシェフだ。
ぴくとの作る料理は天下一品。たまに俺のスイーツも作ってもらっている。
だがちょっとだけ闇があり、この前大先生に作ったシュークリーム10個のウチひとつに、クリームじゃなくて辛子が入っていたらしいが・・・な？

10話→←8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す