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14話 ページ16

Noside


悪魔とぴくととエーミールがいる食堂に、10人程の人の影が近づく。

この軍の幹部達がお腹を空かせて、夕飯を食べに来たみたいだ。

流石軍が誇るシェフ。
ぴくとはエーミールに料理を教えている合間に幹部用の夕飯を作っていた。

?「あ"ーー腹減ったわぁ。ぴくとさん、夕飯出来とる??」

まず1番最初に食堂に入って来たのは味方最大の脅威ゾム。
普段から暗殺を中心に仕事をしているからか、音もなく食堂に入って来た為、3人とも少しビクリとする。

pk「あ、ゾムさん!夕飯出来てますよ!」

zm「あ、そうなんや〜ってエミさんもおるやん!何しとるん?こんなとこで」

em「いや、あの〜」

さすがに悪魔のためのご飯を作っていたとは言いづらいのでエーミールは少し言葉を濁す。

zm「まさか、女性にモテるためとかちゃうよな?w」

?「え?!何!?エーミールモテたいんかお前!」

zm「耳元でうるさいぞ大先生」

ゾムの次は鬱先生(大先生)が結構うるさめに入ってきた。この人は結構な遅刻常習犯だ。

ゾム、大先生を初めどんどん幹部たちが入ってくる。
人が1人2人と増えていく度、悪魔の不安は高くなっていった。

幹部が全員揃うと、グルッペンの合図で「いただきます」をし、いっせいに食べ始めた。

幹部達が夕飯を食べている間、キッチンにいるのはぴくとと悪魔だけだった。
悪魔はぴくとを少し睨みつつもキッチンの床で蹲っていた。
人間を克服すると言ったものの、やっぱり心底不安で怖くて仕方なかったのだ。

pk「ねぇねぇ、A君。」
突然ぴくとが悪魔に話し掛けた。

『…………近寄るな』
悪魔は素っ気なくそう返すがぴくとには全くきいていなく、ずいずいと近寄ってくる。

pk「エミさんと一緒に人間克服しようと頑張ってんでしょ??なら僕も克服してよ」

『……は、は?何言って……』

pk「エミさんは克服出来たんだろ?もう人間なんて怖くないじゃん。ね?」

『…………ッ』

ぴくとの発言に悪魔は頭を悩ませる。
エーミールはもう信じてもいいと判断したが、この男はどうだろう。まだこの男について何もよくわかっていない。
信じる?信じない?
このふたつの言葉がぐるぐると悪魔の頭のなかで駆け巡る。
だが、そんな悩みはぴくとの次の発言でぶっ壊れる

pk「もし、万が一、僕が君を裏切るような事をしたら。殺してくれて構わないよ。でも、コレだけは言わせて。僕は絶対に君を裏切らないから」


『っ、分かっ…た。信じてやる…』

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琥珀(プロフ) - ピーたーさん» 少しずつですが頑張ります! (2020年5月29日 18時) (レス) id: e8ca779f37 (このIDを非表示/違反報告)
ピーたー - 更新されるたび面白くなる作品、久しぶりに見ました。頑張ってください^ ^ (2020年5月26日 15時) (レス) id: a37e444ba1 (このIDを非表示/違反報告)
レム - あぁーすきやわー これからも頑張ってください! (2019年10月1日 23時) (レス) id: f44f95b2b9 (このIDを非表示/違反報告)
mo4 - おもろいやん!更新頑張ってください! (2019年9月20日 22時) (レス) id: c8f50611df (このIDを非表示/違反報告)
けいっち - エミさんとひとらんにはなつきやすいんやねwww面白いです!頑張ってください!(ゾムさんがクソ総統倒してなかったら私が○してたのに…ww)兄)サイコパスやんw(実際に言われた) (2019年9月20日 21時) (レス) id: 837672cd32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀 | 作成日時:2019年9月6日 18時

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