世間知らず、ハンター試験を受ける【H×H】

りんごアレルギー ページ9

『っ、うわ！こっちきた』

「走るぞ！」




この子達、私の知ってる豚とは全然違うんですけど？と砂埃を上げ迫ってくる豚の大群から逃げつつ周囲に目をやれば


所々で豚に攻撃している参加者が見えるが、全員あの大きな鼻で攻撃が防がれてしまっている




『うーん…』


どうしたものか。と突進してくる豚を避けつつ考えていると



突然、ぷごー！と豚の声がして




何だ何だとそちらに目をやれば、ゴン君と対峙している豚がりんごにまみれて倒れているのが見えた。…え、どう言う状況？




『…もしかして、りんごが弱点なの？』

「ちげーだろ」

『ですよね』




すかさずツッコミを入れたキルアと「彼らの弱点は額で、あの鼻はそれを守るためのものだろう」とフォローを入れるクラピカ




『なるほど、じゃあおでこを狙えば良いんだね』




そうとわかれば。と言わんばかりに豚の額を狙って攻撃を始めた皆に続き


私も近くにあったリンゴに渾身の力を込め、その額に投げつけた




のだが、




「__いってえなA！お前どこ狙ってんだよ！！」

『あれ、おかしいな』



どうやら私に球技は向かないらしいです。

火→←豚骨

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